• VNPT は、ローミングサービスの品質を監視する既存サプライヤーを置き換えるため、Radcom を選定した
  • Radcom のプラットフォームは複数のクラウド環境で動作するが、両社は移行完了の時期を明らかにしていない

事実

ベトナムの通信事業者 VNPT は、ローミングサービスの品質監視を担当する既存サプライヤーを置き換えるべく、Radcom を選定した。Radcom は競争入札でこの契約を獲得した。同社の ACE プラットフォームは複数のクラウド環境に展開され、VNPT が加入者向けローミングサービスの性能をリアルタイムで把握できるように設計されている。また、自動異常検知を用いて、サービス障害の兆候となりうる異常な挙動を検知する。

Radcom によれば、VNPT は 3,000 万人を超える加入者を抱えている。この契約はローミングに焦点を絞ったものであり、VNPT のネットワーク全体の監視システムをすべて網羅するものではない。この取引は、8 月の第 2 四半期決算発表後に Radcom が明らかにした 3 件の契約のうちの 1 件だった。9 月 9 日の発表で、顧客が VNPT であることが特定され、計画されている展開についての詳細が明らかにされた。Radcom は置き換えるサプライヤーの名前も、移行完了の時期も明らかにしていない。

評価

ローミングサービスが稼働し続ける中で監視サプライヤーを切り替えることにより、VNPT には単純な課題が課される。旧システムを停止する前に、新システムが本当に重要な問題を検知できなければならない。この切り替え期間に空白が生じれば、運用チームが障害を発見し調査することが難しくなる。

複数のクラウド環境にまたがる展開はその作業をさらに難しくする。VNPT は、サービスがどこで稼働していても一貫した視点を得る必要があるからだ。切り替え期間中に新旧両システムが並行稼働すれば、VNPT は Radcom への全面依存の前に、同じ問題への両者の検知挙動を比較できる。

BTW の読者にとって、この取引で重要なのはプラットフォームに付けられた AI というラベルではない。VNPT が、ローミングサービス利用者が実際に何を体験しているかを見失うことなくサプライヤーを切り替えられるかどうかである。切り替えの完了と日常業務からの証拠が、それが達成されたかどうかを示すことになる。

注目すべき動向

Radcom のシステムが VNPT のローミング環境全体で稼働を開始し、旧プラットフォームが廃止されたことを確認する動向に注目されたい。VNPT から障害検知、サービス監視、または切り替え作業そのものに関する詳細が示されれば、サプライヤー交代がどれほど円滑に進んだのかがより明確になる。