Summary

  • HKBNの2026年8月末までの12カ月間の売上高は118億2100万香港ドルで6%増。設備投資は36%増の6億9200万香港ドルとなった。
  • 純利払いが約2億1800万香港ドル減る一方、設備投資は約1億8200万香港ドル増え、運転資金の流出は約9500万香港ドル拡大した。調整後フリーキャッシュフローの増加額は約400万香港ドルだった。

借入費用の低下を誰が受け取ったか

純利益は53%増の3億1700万香港ドル。数字だけ見れば快調だ。しかし香港取引所に提出された決算公告を資金の動きで読むと、話は変わる。売上高は6%増、EBITDAは1%増、会社が示す調整後フリーキャッシュフローも1%増。金利負担が軽くなった分は、ほぼ事業へ再投下された。

純利払いは前年の6億2100万香港ドルから4億300万香港ドルへ低下した。設備投資は5億1100万から6億9200万へ増えた。運転資金による流出も4100万から1億3600万へ広がる。支払い金利の節約額を超える現金需要だ。EBITDAや税金、リース料などの差を含む会社の計算では、調整後フリーキャッシュフローは6億7700万から6億8100万香港ドルへ、わずかに増えた。

資金の向かう先は一様ではない。企業向けソリューションの売上高は13%伸び、62億3400万香港ドルに達した。住宅向けは1%減の23億100万香港ドル。住宅用ブロードバンド契約は90万7000件から92万8000件に増えたが、収入は追いついていない。会社は光ファイバーへの移行や企業向けAIを語る。AI単独の売上高は今回の公告にない。現時点で測れるのは投下資本と、企業部門の売上げの伸びだ。

会計年度末は8月から12月に移り、次の監査済み決算は16カ月分になる。取締役会は2回目の中間配当を見送り、期末に判断する。次の数字では期間の違いをそろえた上で、増やした設備投資がどれだけ現金を生むかを確かめたい。金利の追い風だけでは、毎年同じ工事費を払えない。

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