要約
- Reviews CCGの共同議長は10月5日、最終報告をICANN88で提出し、報告の審議中もグループを存続させるよう求めた。
- ICANN理事会議長は残る作業の工程を協議すると予告したが、予告は承認でも決定記録でもない。
報告を後日提出することと、その報告を作成したグループが審議中も存続することは、別々の時間軸だ。Reviews CCGの共同議長は10月5日、ICANNの支持組織と諮問委員会の各指名グループに作業計画を更新して伝えた。最終報告の提出をICANN88に延ばすこと、そして報告の審議中もメンバーが質問に答えたり説明を加えたりできるよう、グループを存続させることを求めている。
これは草案の大幅な見直しに伴う要請だ。最初のReview of Reviews公開コメント期間は8月4日に終了した。ICANNの結果ページによると、意見は計23件で、期間中の21件にNoncommercial Stakeholder GroupとPublic Internet Registryからの期限後提出2件が加わる。共同議長は、意見を受けて提案に実質的な変更を加えたとしている。グループは並行して、枠組みのストレステスト、定義の見直し、実行可能な制度に向けた手順と保護策の整備も続けてきた。
共同議長はバリで開かれるICANN87を、主要な修正点を説明し、改訂案を試す機会とする予定だった。その後、第二稿をまとめ、ICANN87の直後に新たな公開コメントにかける見通しを示した。10月5日の更新には、二度目のコメント期間の長さも、最終報告の確定日も記されていない。初回の公開コメントページには、報告期限として8月25日が引き続き表示されている。共同議長の後日のメールは、その後の作業計画を示すものだ。
二つ目の要請には独自の意味がある。報告を提出した時点で審議が終わるとは限らない。審議中もグループが応答できれば、勧告の意味や、改訂版が意見をどう反映したかを説明できる。これは継続する助言の役割であって、勧告を採択するかどうかをグループ自身が決めるという要請ではない。また、共同議長の書簡は、変更後の日程や存続を誰が承認するのか明らかにしていない。
ICANN理事会議長のTripti Sinhaは10月13日、理事会ワークショップで主要な変更点、残る作業の工程、実施上の検討事項を扱うと予告した。これは議題の予告であり、議事録や決議、10月5日の要請が認められた証拠ではない。本稿が確認した公開資料には延長の承認記録がない。
この日程は、付属定款第27.6条の特定レビューの一時停止とも切り分ける必要がある。同条は発効日から12か月で停止を終える原則を定め、発効後のコミュニティ勧告を理事会が受け入れて実施を指示する場合、または七つのSO/ACのうち四つが停止継続を支持する声明を出す場合を例外としている。停止期間は合計24か月を超えられず、延長には根拠が必要だ。Reviews CCGがICANN88まで活動したいという要請だけで、この条件が満たされるわけではない。
実務上は、報告提出日、審議中のグループ存続、付属定款上の義務変更という三つの判断を区別する必要がある。各判断の状態と範囲が公開記録に残らなければ、後から見た人は、グループがまだ質問に答えているのか、作業計画が変わったのか、別個の法的条件が満たされたのかを判別できない。
一次資料:10月5日の共同議長による更新、公開コメントの結果、理事会議長の10月13日予告、理事会によるグループ憲章の承認、承認済みの第27.6条、[10月17日に確認した理事会活動記録]も参照](https://www.icann.org/en/board-activities-and-meetings)。
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