要約
- LACNICの2025年予算は旅費148万4000ドル、研修費23万5000ドル。2026年予算はそれぞれ153万2000ドル、18万5000ドルを計上する。いずれも予定額だ。
- 2026–2029年戦略は技術研修と地域の能力強化を掲げる。確認した文書には費目と研修事業・成果を結ぶ対応表がない。
組織の戦略には行き先が書ける。予算には切符の値段が書ける。LACNICは両方を公開しているが、どの切符で誰がどんな技術を身に付けたかを追う道順は示していない。会員がこの道順を求める理由は単純だ。2026年の営業収入見込み1176万6000ドルのうち、会費が1124万8000ドル、96%を占める。
2025年予算表のGastos de Viajesは148万4000ドル、Capacitaciónは23万5000ドル。2026年には旅費153万2000ドル、研修費18万5000ドルとなる。旅費は4万8000ドル、約3.2%増。研修費の欄は5万ドル、約21.3%減。二つの費目の比率は約6.3倍から8.3倍へ広がった。表は米ドル千単位の予算であり、支払い済みの実績ではない。
スペイン語版の戦略は、コミュニティの統合、技術研修、地域協力を三つの柱の一つに置く。使命の記述は、技術能力と応用研究を通じた地域社会の持続的な成長にまで踏み込む。単に会議を開くという約束ではなく、ネットワークを運用する人々に残る力をつくるという約束だ。
旅費が研修に無関係とは限らない。講師の移動費がここに入る場合もあれば、理事や職員の出張費が入る場合もある。給与、オンライン教材、会場、広報も研修を支え得る。公開された予算表はそれらを研修事業別に配分せず、戦略も参加人数や習得した技能の目標を対応付けていない。したがって18万5000ドルを研修全体の値札にしてはいけない。読者が問うべきは、組織が自分で掲げた技術力の目標をどの予算経路で届けるかだ。
2026年の表には広報128万ドル、コミュニティ事業への拠出11万7000ドルも載る。候補となる経路が増えるほど、事業ごとの職員、旅費、教材、到達人数、成果をつなぐ一覧が必要になる。実支出と事業別対応表が出れば、現在の評価は変わる。今は戦略の目的地と会計の仕分けだけが並んでいる。
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