要約
- Radix Technologies Inc SEZCは
.fun、.host、.online、.press、.site、.store、.tech、.uno、.websiteでLabel Blocking Serviceを提供したいと申請した。登録商標、未登録商標、会社名、著名人名が申請の根拠になる。ICANNのRSEP一覧で2026031は「ICANN Review」の段階にある。 - 申請書は権利の確認を約束し、商標登録や会社登記などの例を挙げる一方、「その他の裏付け資料」も認める。契約案は完全一致に加え、文字列を含む名前や誤記にも及ぶ。四種類の権利をそれぞれどう認定するかは公開文書に示されていない。
証明書の形が違っても、閉まる窓口は一つ
商標登録には権利者と指定商品、地域の記録がある。会社登記が証明するのは別の事実だ。未登録商標なら使用の実態、著名人名なら本人との関係や代理権が問題になる。Radixの10月11日付申請書は、この四つを一つの遮断サービスに入れる。権利の確認を受けた請求者は、関連するラベルを通常の登録可能な集合から外せる。
提出資料の例は幅広い。Trademark ClearinghouseのSMDファイル、商標登録証明、会社の定款や登記資料に加え、請求を支える「その他の証拠」が挙がる。定型の証明書に収まらない権利を扱うには柔軟さが要る。ただし、未登録商標の使用をどこまで示すのか、著名人名を申し立てる人の権限をどう確認するのか、別の申請者は判断をどう争うのかが分からない。公開されたのは審査の存在であり、審査の物差しではない。
遮断される文字列の範囲も広い。Exhibit Aの案は完全一致だけでなく、その文字列を含む名前、誤記、誤記を含む名前を対象とする。サービス説明には変種も出てくる。一つの権利資料から複数の登録不可ラベルが生じ得るのに、申請書は一件当たりの上限や変種の距離を示す具体例を公表していない。審査員は証拠の採否と遮断範囲の双方を左右する。
対象の九TLDは.fun、.host、.online、.press、.site、.store、.tech、.uno、.websiteだ。用途の違う空間が同じ仕組みの下に置かれる。申請はICANNの基本レジストリ契約、仕様5の第3.3節を挙げる。同節はレジストリが名前を留保する位置を示す。会社名や著名人名のどの証拠ならこの九つの空間を閉じられるか、その判断表まで与える条項ではない。
後から来た権利者にも効く最初の審査
契約案には、同じ文字列について二者以上の確認済み権利がある場合の文もある。一者が遮断を解いて登録したいなら、ほかの権利者の承認が必要になる。すべての登録に先着者の拒否権が及ぶという話ではない。同じラベルで複数の権利が確認された場面に限られた条件だ。それでも、初めの権利審査は次の請求者の手続きを変える。何をもって「確認済み」とするかが一段重くなる。
Radixは企業向けのレジストラや一般向けのレジストラなどと相談し、支持を得たと記す。参加者名や反対意見の一覧は載せていない。競争への影響には「No」、導入前の品質保証計画には「N/A」、通常のドメイン登録料金への影響には「None」と答える。遮断サービスの価格や四種類の権利ごとの判定基準は、これらの欄から読めない。登録可否を変える商品なのだから、肝心なのは申請書の短い回答より個々の遮断決定の根拠である。
導入時期の希望はICANN承認後すぐだ。ICANNのRSEP一覧では2026031はなお審査中。確認した資料には承認済みの契約変更、開始日、実際に止められたラベルの記録がない。現段階の対象は運用実績ではなく、これから採用されるかもしれない判断規則だ。
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