要約

  • Simon Sohel BaroiとAftab Siddiquiが共同で提出したprop-154により、新設IXP向けIPv4の初期サイズは/23から/26になった。
  • 拡張にはピア数の見込みや既存ブロックの使用率が関わり、交換後の旧ブロックは3カ月以内に返却する。

席を埋めてから増席する

交換点を立ち上げる人は、参加者のルーターをつなぐ前に、その居場所となるアドレスを用意する。以前のAPNICは新しいIXPにも/23を渡した。512アドレス分の予約だ。まだ数社しかいなくても、残りはその交換点のために確保される。Baroiらが署名したAPNICのprop-154は、最初のブロックを64アドレスの/26に縮めた。これから来る参加者のための住所を、別の新しい交換点にも残す選択だ。

現行のAPNIC資源ポリシー6.2.4節は、増席の条件を数字で決めている。今後12カ月に参加者が60を超える見込みなら、最大/25を申請できる。100を超える見込みなら、最大/23または現在の最大サイズまで求められる。

すでに/24より小さいブロックを持つIXPは、元のブロックを60%使えば最大/23を申請できる。新しいブロックを受け取ったら、古いものは3カ月以内に返す。旧制度で/23を持つ大規模IXPにも道がある。60%を使用済みで、連続した領域が残っていれば/22を申請できる。制度全体の上限は/22だ。

そして、参加者が増えた日の担当者には別の仕事が待つ。新しいブロックを受け取るだけでは終わらない。ピアリングLANの番号を替え、参加ネットワークの設定変更を調整し、古いブロックを3カ月以内に返す。APNICの文章は期限を明記する一方、移行作業の実測費用は示していない。開設時の節約は、成長した日の引っ越し作業として姿を現す。

使い道にも境界がある。このIPv4はIXPのピアリング専用で、譲渡できず、誤りを除いて世界の経路表へ広告できない。交換点のための番号は、交換点で働く。

古い数字に足を取られない

第1版は2023年8月、第2版は9月に公表された。APNIC 56では合意に至らず、翌2024年3月のAPNIC 57で合意。6月に執行委員会が承認し、2025年2月にAPNIC-127-v015として公開された。提案ページに残る第1版の影響評価には使用率80%とある。施行された本文は60%だ。申請の計画は現在の本文で立てる。

一次資料