要約

  • ICANN理事会説明責任メカニズム委員会(BAMC)は、2026年新gTLDラウンドの申請提出に追加時間を認めなかったスタッフ判断を争う請求26-3について、理事会に却下を勧告した。
  • 勧告は最終決定ではない。スタッフの行為を対象とする請求は緊急手続きの対象外だったが、同じ申立ては通常の再考手続きで審査された。

最初の争点は、どの手続きの時間軸で審査できるかだった。ICANNスタッフは8月3日、8月12日の期限後に申請を提出するための追加時間をLaToya Hopelyn Johnson-McKenzieに認めないと伝えた。本人は8月7日に再考請求26-3を提出した。求めたのは申請提出の猶予であり、期限後に出された申請の審査ではない。確認した公開資料には、延長を求めた理由は記載されていない。

8月11日、BAMCは緊急扱いを認めなかった。定款第4.2(s)条の緊急再考は理事会の行為または不作為を対象とし、今回の請求はスタッフの判断に向けられていると委員会は整理した。この手続き判断はスタッフ判断の当否を決めたものではない。第4.2(t)条に従えば、請求人は通常期間内に新たな請求を提出できた。スタッフは再提出を求めず、元の請求を通常の審査日程で処理することにした。

8月24日、BAMCは請求が次の標準手続きに進むだけの内容を備えていると判断した。10月5日の審査で委員会は、ICANNが関連する方針・手続きに従い、十分な情報を得ており、追加時間を認めない判断で誤った情報や不正確な情報に依拠しなかったと述べた。スタッフによると、請求人には無償支援を含む利用可能な支援策が伝えられ、ICANNへの連絡も促されていた。Ombudsは却下を勧告した。Greg DiBiaseとWes Hardakerは審議から退いたが、会議には残った。BAMCは理事会に却下を勧告した。

勧告と決定の間には、なお正式な段階がある。請求人は勧告を受け取ってから15日以内に反論を提出でき、その後、案件は理事会に送られる。10月10日時点のICANNの一覧には請求と勧告が掲載されているが、理事会の最終判断はない。この再考手続きは新gTLD申請そのものを審査するものではない。

出典:10月5日BAMC議事録;勧告の掲載ページ;請求26-3の掲載ページ;8月11日議事録;8月24日議事録;ICANN定款第4条;再考請求一覧。