要約

  • 10月21日の投票にはCPHとNCPHから各1人が指名されたが、どちらのハウスも単独では議長を選べない。
  • 両候補は評議会の仕事を進める異なる方法を掲げる。声明は公約であり、就任後の実績を示す証拠ではない。

二つのハウスで別々に問われる支持

GNSO評議会は、2026〜27年期のメンバーを迎え、10月21日のICANN87で議長を選ぶ予定だ。議題には、Contracted Parties House(CPH)が指名したSamantha Demetriou氏と、Non-Contracted Parties House(NCPH)が指名したVivek Goyal氏が記載されている。現行規則と両候補の声明を踏まえると、焦点は、一般名称に関する政策を担う評議会の両側から十分な支持を得られる候補がいるかどうかにある。

GNSO運営手続きのバージョン3.8、第2.2節は、議長選で各ハウスの60%の票を得るよう求める。各ハウスが候補を1人指名し、両氏の名前が10月21日の議題に載った。二つの票を合算した単純な首位争いではない。所属ハウスからの指名は出発点にすぎず、当選にはもう一方のハウスの支持も必要だ。投票用紙には「該当者なし」の選択肢も含まれる。

したがって、この投票が測るのは評議会内部のハウス間合意である。両ハウスは異なる利害関係者を代表する。規則は双方の基準を越える議長を求めるが、ICANN参加者全体、登録者、インターネット利用者による直接選挙を意味しない。

候補者が掲げる運営上の重点

Demetriou氏の声明は、評議会の優先順位付け、GNSOとGovernmental Advisory Committee(GAC)の連携、理事会に提出する案件の準備、2026年新gTLDラウンドにおけるStanding Predictability Implementation Review Team(SPIRT)への案件付託の監督、そしてSSAD Supplemental Recommendations Team(SSAD SRT)の作業完了を挙げる。

Goyal氏は、議論前に決定事項と担当者を明確にすること、作業が滞った場合に早く介入すること、少人数チームやリエゾンに進捗と次の手順を報告させることを提案する。また、GNSOとGACの早期対話、DNS不正利用に関する政策、2026年ラウンドの監督、限られたコミュニティ資源の配分にも触れている。両者とも作業をより迅速かつ見える形で進めるべきだとする。声明だけでは政策結果についての対立も、就任後の成果も確認できない。

初回投票が決まらない場合

公開日程では、候補者との会合が10月18日から始まり、投票は21日、結果公表は23日までとされる。いずれの候補も両ハウスで60%に達しなければ、第2.2節に基づき再投票に進む。場合によっては、首位候補と「該当者なし」との決選投票となる。得票が同数なら再選挙は少なくとも30日後となる。現議長の任期が先に終わった場合、副議長が暫定共同議長となり、評議会業務を継続する。

この制度は、高い合意基準と業務の継続性を組み合わせている。日程どおりに議長を交代できたかは、結果、投票記録、必要になった場合の次の投票で判断できる。

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