要約
- Ricardo PataraのLAC-2012-10は、/32より大きいIPv6ブロックの初回割り当てを求める計画を最長4年とし、各POP向けの予定ブロックに、その拠点の現時点の需要の少なくとも30%を満たすよう求めた。
- 合意の際、「二進数の境界」は「十六進数の境界」へ訂正された。2013年に実施され、別の政策によって4年と30%の条件は2017年に撤廃された。
IPv6のアドレスを数え始めたら、昼休みが何回あっても足りない。Ricardo Pataraが欲しかったのは、数えるための昼休みではなく、読める計画書だった。2012年のLACNIC向け原案は、初回から/32を超える規模のブロックを求める組織に、必要量の根拠を示すよう求めた。見通す期間は4年まで。大企業でも投資計画は一般に3~5年程度だ、というのがPataraの説明だった。豊富なアドレスにも、審査可能な時間軸を付けた。
次に彼は、ネットワーク全体の図を拠点ごとに分けた。複数のPOPがあれば各拠点の最小プレフィックスを記せる。ただし、そのPOPに見込むブロックは、当該拠点の現在の需要の少なくとも30%を満たす必要がある。2の累乗が並ぶIPv6の世界では少々変わった数字だが、将来の拡張を今日の設備に結び付ける役割があった。なお、/32より「大きい」ブロックほど、スラッシュ後の数字は小さくなる。
会議では言葉も1つ直された。草案は、Xが4の倍数となる/Xを「二進数の境界」と呼んでいた。しかし4ビットは十六進数の1桁だ。LACNICの会議記録によれば、合意時にスペイン語の「fronteras binarias」は「fronteras hexadecimales」に改められた。小さな修正で、説明と計算が一致した。公式アーカイブは実施日を2013年3月11日と記す。当時のPataraはNIC.brにおり、LACNICでの勤務は2010年に終えていた。
その定規も永久には残らなかった。LAC-2016-7の職員分析は、改定により4年の上限とPOPごとの30%条件が消えると明記している。別の提案者による新しい基準は2017年8月16日に実施された。顧客、利用者、設備、階層や地理的配置、分割の理由、想定寿命を総合して判断する方式だ。Pataraの数字は歴史となったが、残る問いは現役である。将来必要だという言葉を、どんな資料なら今日確かめられるのか。
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