要約

  • Radwareの第3四半期売上高は8440万ドルで前年同期比12%増、クラウドARRは1億700万ドルで21%増だった。継続事業のGAAP純利益は820万ドルから450万ドルへ減った。
  • 同社は既存のクラウド事業者とDDoS防御設備の7年契約を発表した。装置、ライセンス、更新サービスは明示したが、契約額や各項目の収益配分は明らかにしていない。

長い契約の中身を勘定する

10月27日の発表に並ぶのはDefensePro X380、企業向けライセンス、セキュリティー更新の購読契約、Cyber Controllerだ。既存顧客が防御基盤を更新・拡張するという事実はある。ただし顧客名も価格も、装置の納入予定も公表されていない。最初のハードウエア売上と長期のサービス収入を、7年という一つの数字で評価することはできない。

第3四半期決算では、売上高が8440万ドル、クラウドARRが1億700万ドルに達した。ARRは期末に有効な期間契約のクラウドサービス、購読ライセンス、保守の受注額を年換算した指標である。今期の現金収入でも、将来の売上予測でもない。新契約の発表は9月末の期末後だが、発効日と価格がないため、期末ARRに含まれていたかも判定できない。

利益には別の数字が出た。継続事業のGAAP純利益は前年同期の820万ドルから450万ドルへ、非GAAP純利益は1480万ドルから1390万ドルへ減少した。会社はイスラエル・シェケルの対ドル上昇が費用に460万ドルの逆風を与えたと説明する。その影響を除くと非GAAP純利益は1780万ドルだったという。460万ドルは費用への影響額であり、公表値との非GAAP純利益差390万ドルとは違う。両者をGAAP利益に足し戻す単純な算数は成り立たない。

継続事業の営業キャッシュフローは1550万ドルの流入、9月末の現金・預金・市場性有価証券は計4億2150万ドル。資金余力はある。だが資金残高は7年契約の採算表ではない。ディレクトリー上のRadware Ltd ストラテジックサークル限定について次に知るべき数字は、装置、ライセンス、更新サービスの価格配分と計上時期だ。

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