要約

  • 暫定結果によると、当初の公開買付期間に応募された株式の決済後、Poste Italiane の TIM 保有比率は66.627%となる見込み
  • 代金支払いは9月18日の予定で、第2回応募期間により Poste の最終保有比率がさらに上昇する可能性がある

事実

9月11日に公表された暫定結果によると、Poste Italiane は買収に向けた公開買付けの当初応募期間を経て、Telecom Italia の66.627%を保有する見通しだ。

株主は TIM 株式約9億9,360万株を公開買付けに応募した。これは同社株式の46.523%に相当する。Poste がすでに保有する20.104%と合わせると、応募株式の決済後には明確な過半数を握ることになる。

当初応募期間分の代金支払いは9月18日に予定されている。その後、公開買付けの応募受付は9月21日から25日まで再開され、その株式の代金支払いは10月2日の予定だ。

この取引の対象は TIM 本体であり、TIM が以前保有していた固定網事業ではない。TIM は2024年7月、FiberCop を通じて NetCo を KKR の Optics BidCo に売却する取引を完了した。TIM は長期サービス契約に基づき、引き続き同ネットワークを利用している。

評価

Poste は現在、TIM の明確な支配権の獲得に近づいているが、これは TIM のサービスを支えるすべてのインフラを所有することを意味しない。TIM は2024年に固定網を売却しており、顧客に提供するサービスの一部は今もグループ外の所有者が保有するインフラに依存している。

これは、Poste が自社傘下での TIM の運営方法を決め始める際に重要となる。Poste は TIM の事業戦略、調達、顧客向けの提供内容を変更できる可能性があるが、固定網には引き続き別個の契約が適用される。そのインフラに依存する変更は、今後もこれらの取り決めの範囲内で進める必要がある。

BTW の読者にとって、66.6%という数字が示すのは誰が TIM を支配する可能性が高いかであり、顧客に何が変わるかはまだ示していない。次に有用な情報となるのは、買収決済後に契約、投資、サービス提供を変更するかどうかを含む Poste の運営計画だ。

今後の注目点

第2回応募期間後の公開買付けの最終結果と、Poste の過半数保有下に入る TIM について同社が示す初の詳細計画に注目したい。調達、顧客契約、投資、FiberCop との関係に変化があれば、買収が株主構成を超えて事業に影響し始める領域が見えてくる。