• TIM 取締役会は全会一致で Poste Italiane の提案を財務的に公正と判断し、産業上の合理性を肯定的に評価した
  • 株主は9月11日までに Poste Italiane の提案に応じる必要がある。一方、TIM は結果が判明するまで事業計画の更新を延期した

事実

TIM 取締役会は全会一致で、同社がまだ所有していない株式を対象とする Poste Italiane の現金と株式による提案を支持した。応じた株主は、TIM 株1株につき現金1.67ユーロと新たに発行される Poste 株0.218株を受け取る。TIM は、取締役会が提案を財務的に公正と判断し、産業上の合理性を肯定的に評価したと述べた。この決定は、TIM の経営陣と Kearney による分析、および Evercore と Goldman Sachs による提案の財務的公正性に関する意見を受けたものである。これらの意見は取締役会のために作成されたものであり、個々の株主への助言ではない。

Poste は TIM の20.104%を所有しており、残りの79.896%を取得しようとしている。株主は7月20日から9月11日まで提案に応じることができ、支払いはスケジュールが変更されない限り9月18日を予定している。TIM は、提案が完了し、結果としての所有状況が明確になるまで事業計画の更新を延期した。

別件で、ミラノ裁判所は、TIM がマスターサービス契約から撤退したことをめぐる INWIT の仮処分申請を却下した。INWIT は、判決は契約の解釈方法や契約の有効期間を確定するものではなく、本訴訟を通じて紛争を追求すると述べた。紛争は未解決のままである。

評価

TIM 取締役会は提案とその戦略的合理性を評価したが、株主は Poste が支配権を獲得した場合に同社をどのように運営するかについての公表された計画をまだ持っていない。Poste は、自社の流通ネットワーク、顧客関係、デジタルサービスと TIM のコネクティビティ事業との組み合わせを指摘している。これにより、各社が取引に持ち込む資産が特定される。しかし、予算、システム、調達、ネットワーク運営をどのように統合するかは説明されていない。所有権の変更も、TIM と INWIT の別個の契約紛争を解決するものではない。

BTW の読者にとって、支配権の獲得により Poste は TIM の取締役会、事業計画、資本配分に対してより大きな影響力を持つことになる。その権限はネットワーク支出、サプライヤー契約、タワー取り決めに影響を与える可能性があるが、両社ともそのような変更を発表していない。TIM の更新された事業計画、取締役会の変更、正式な統合措置により、Poste が TIM をどのように運営するつもりかが明らかになる。これらの詳細が公表されるまで、ネットワーク支出が増加する、コストが削減される、タワー戦略が変更されるという証拠はない。

注目ポイント

9月11日までに何人の株主が提案に応じるか、また Poste が最低所有要件を達成するか免除するかに注目する。提案終了後、TIM の更新された事業計画と取締役会の変更により、Poste がネットワーク投資、調達、サービス運営を変更する意図があるかどうかが明らかになるだろう。INWIT 紛争では、裁判所の判決または和解により、マスターサービス契約に基づく両社の義務が明確になる。