要約

  • ARINの2014年年次報告には、プロビジョニングの予定外停止が計901分とある。UPSに関する二件だけで619分を占めた。
  • Mark KostersのチームはAshburnへの移設を準備し、新しいスイッチのマルチキャスト異常を解決して、2014年11月1日午後9時ごろ公開サービスを開いた。

停電は組織図を読まない。2014年春、ARIN本部のUPSが故障したとき、問題になったのは「レジストリの使命」という言葉ではなく、顧客向けの機器がその建物に置かれている事実だった。年次報告書によれば、この故障を受けて運用部門は重要なハードウェアの移設を進めた。報告書は同年のプロビジョニングの予定外停止を901分と集計する。内訳にはUPSの499分と120分、Postgresの132分、Cox回線の150分が並ぶ。数値は特定サービスの記録だが、電源の弱さには十分な輪郭がある。

当時の本部はDulles空港に近いChantillyのオフィス街にあった。Kostersは自身の記録で、地区への給電が一本、ネットワーク事業者が二社、障害後に持続できる電源もないと説明した。近隣の道路工事も予期せぬ停止を招いていた。住所は立派でも、電気の入口は一本だった。

移転先はAshburnのコロケーション施設。チームは事前にサービスを試験し、環境を標準化し、Puppetで設定を管理した。準備にはおよそ一年を費やしたという。11月1日の切り替えでは、新しいJuniperスイッチのマルチキャスト動作が想定外だった。問題を直し、午後9時近くに一般向けの入口を開いた。ARINは年次報告で移転の完了を記し、その後の中核業務を支える施設としてAshburnを評価した。

Kostersの判断は、記録を守る仕事がラック、電源、回線まで降りてくることを示す。帳簿の信頼性は、帳簿を動かす装置の置き場所にも宿る。