要約

  • 10月28日のRIPE 93で、ルーティングWG共同議長選はMick O’Donovanが39票、Tom Strickxが34票だった。
  • 会場での選出は5分間のMeetecho投票。WGの公開規程には、会合参加者の合意で選ぶのが通常と記されている。

議題表の一行を誰が決めるか。RIPE 93のルーティングWGは、その役を5票差でMick O’Donovanに託した。公式の逐語記録にはBen Cartwright-Coxが39対34を発表し、長年務めたIgnas Bagdonasに謝意を示す場面が残る。数字は明快だ。選出方法の説明は、その数字ほど新しくない。

議長職務文書RIPE-861によると、WG議長は会合の議題と作業量を管理し、議論を進め、公開メーリングリストを運営する。ルーティングの議論で、ASPAやRPKIの疑問をどの順番で扱うかは単なる進行係の仕事ではない。異論が記録に残るか、次の会合まで先送りされるかを左右する手続きだ。

このWGの選出規程は共同議長をできる限り2人置き、会合参加者の合意で通常選ぶとする。今回の司会者はメールで届いたMeetechoのリンクを探すよう促し、両候補の挨拶後に5分間投票を開いた。公開ページには投票への切り替え条件、投票資格、母数の説明がない。39票と34票は候補に投じられた数であり、RIPE全体の参加率ではない。方式を明文化すれば、この小さな選挙の説明責任はずっと持ちやすくなる。

O’Donovanは立候補の投稿で、アイルランドの研究教育ネットワークAsieraの技術者と名乗り、RIPE 66以来の参加、iNOGとGÉANT SIG-NOCでの運営経験を挙げた。会場では対立候補Strickxを友人として尊重した。個人同士の温かさと、次回も使える透明な選出規則は別の仕事である。