Summary
- LACNIC の2026年11月2日付累積ファイルには、
Pronto Net Ltdaの大文字小文字だけが異なる四つの表記で、2023~2026年の移転が24行ある。範囲は重ならず計11,008アドレス、移転先の文字列は20種類だ。 - 2026年10月8日と9日、
177.12.138.0/23の隣接する二つの/24が別々の相手へ移った。現在の LACNIC RDAP も別個の登録対象として示す。
転送台帳の一行は、会社の売買契約一件とは限らない。LACNIC の原本ファイルで Pronto Net Ltda の大文字小文字だけをそろえると、2023年11月から2026年10月まで24行になる。それぞれ一つの IPv4 移転範囲を持ち、相互に重複しない。合計は11,008アドレス。移転先欄には完全一致で20種類の名称がある。これは公開ファイルの数え方であり、契約や法人の数え方ではない。
年別に見ると、2023年は2行で2,048アドレス、2024年は3行で1,280、2025年は8行で3,840、2026年は11行で3,840だ。2026年10月だけで6行、1,792アドレス、移転先表記は4種類。ファイルが見せるのは移転の履歴で、元の登録者が現在いくつ保有するかという完全な棚卸しではない。
10月の二行は、合計値より鮮明だ。8日の行では元の範囲が 177.12.138.0~177.12.139.255、つまり /23 である。実際に移されたのは下半分の 177.12.138.0/24 だけで、行き先は INOV SERVIÇOS DE TELECOMUNICAÇÕES LTDA。翌9日には上半分の 177.12.139.0/24 が Maria P. Fontenele Souza - ME へ移る。各256アドレス、数値上はぴたりと隣接しながら、行き先は分かれた。
現在の登録記録もその境界を残している。LACNIC RDAP の下側 /24は .138.0~.138.255 を INOV SERVIÇOS DE TELECOMUNICAÇÕES LTDA に結び、上側 /24は .139.0~.139.255 を MARIA P. FONTENELE SOUZA に結ぶ。後者の表示名は移転時の欄より短い。正確なアドレス範囲で照合すれば、表記の長さに依存しない。
29日には 189.89.248.0/24 が Barra Connect へ移った。現行 RDAPでは登録者名を BARRA CONNECT PROVEDOR DE INTERNET E COMERCIO LTDA と長く表示する。ここでも名称の完全一致よりプレフィックスが頼りになる。24行のうち何行が一つの商業契約にまとまっていたかは契約書が必要だ。元の登録者の残高には時点を定めた全資源一覧が要る。公開データが語るのは、小さな区画ごとの移動である。
一つの名前から四年かけて24の範囲が出ていく。派手な一括移転より、この粒度のほうが現在の登録の形をよく説明する。二つの /24 が二日で別々の名義になった事実は、台帳の一行一行を読ませる十分な理由になる。
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