Summary

  • Edwin VerheulとElvis Daniel Veleaが共同提案したRIPE 2023-02は、一時的なIPv4割り当ての標準を /24 に変更した。希望すれば、より小さな割り当ても受けられる。
  • 2023年7月31日に実施された規則では、ピーク時に50%を同時使用する条件は /24 を超える通常の申請に残り、公開条件を満たす研究には経路上の必要性を示す道ができた。

127個のIPv4アドレスを使う実験を考えてみよう。以前の規則では、一時割り当ての少なくとも半分をピーク時に同時使用する必要があった。127個では /24 全体を正当化しにくい。一方、/24 より細かい経路は、多くのネットワークでフィルターにかかる。申請書の上では足りていても、相手まで届くかは別の話だった。

この例をRIPE 86で示したのが、オランダの研究教育ネットワークSURFで働く技術者Edwin Verheulだ。会議や実験のネットワークは長く居座るためにアドレスを借りるわけではない。それでも外部と通信する数週間には、実際に広告できる経路が要る。短命なプロジェクトにも、行き止まりの住所を渡しては困る。

VerheulはElvis Daniel Veleaと提案2023-02を作成した。新しい標準サイズは /24。小さなブロックを望む申請者はそれを選べる。/24 を超える通常の申請では、ピーク時の同時使用率50%という基準が続く。変更点はアドレスの節約を放棄することではなく、経路を通すために使用見込みを水増ししたくなる仕組みを直すことだった。

研究には、もう一つの条件付きの道がある。/24 より大きなブロックが経路上必要なら、RIPE NCCでの登録時に研究計画を公表し、成果を無料かつ開示制限なしで公開すると約束する。この条件は、大きな割り当てが何のためだったかを後から確かめる手がかりになる。

提案は2023年7月13日に承認され、31日に実施された。RIPE-801には研究、イベント、短期間の導入試験などの一時利用が並ぶ。もちろん /24 なら世界中で必ず通る、という保証はない。それでもVerheulたちは、規則の数字をルーティングの現実に一歩近づけた。住所を配るなら、まず道を見ようという話だ。