要点

  • ジョンソン郡の判事は、高負荷型データセンターの禁止を求める請願を巡り、2人の住民と Public Trust Collective に対するエジャートン市の請求を棄却した
  • 請願を11月の投票に付せるかは別の訴訟で判断され、弁論は9月24日に予定されている

事実関係

ジョンソン郡地方裁判所の Stephanie Goodenow 判事は、住民の Carrie Schmidt と Kimberly Twente、および Public Trust Collective に対するエジャートン市の請求を棄却した。住民らと同団体は、カンザス州の同市で高負荷型データセンターを禁止する請願の取りまとめを支援していた。判事は、州の Public Speech Protection Act に基づく被告側の訴え却下の申立てを認めた。エジャートン市は、この判断は手続き上のものであり、提案された条例案を法的に進められるかどうかを決めるものではないと述べた。

Johnson County Election Office は、200人を超える住民の署名を受け、7月20日に請願を認証した。提案は、ピーク時の電力負荷が10 MW を超える、または1日の水使用量が10万ガロンを超えるデータセンターを禁止するものだ。この争いは、Logistics Park Kansas City にある既存物件をデータセンターに転換するという DAMAC Digital Solutions の計画を受けて生じた。エジャートン市の Planning Commission は6月に最終敷地計画を却下したが、City Council は7月16日にその決定を覆した。

投票に付せるかという問題は現在、エジャートン市書記官を相手取った別の訴訟で争われている。Goodenow は請願を11月の投票用紙に載せるための緊急申立てを退けた一方、市に対し、なぜ請願を投票用紙に載せるべきでないのか説明するよう命じた。弁論は9月24日に予定されている。

評価

今回の判決は、DAMAC の敷地計画承認を取り消すものではない。今回の判断が扱ったのは、請願を主導した人々に対する市の訴訟であり、住民が自らの条例案を投票に付せるかを巡る別の争いはなお続いている。

そのため、二つの手続きが同時に進んでいる。DAMAC は重要な地域計画上の関門を通過したが、住民はなお、エジャートン市で高負荷型データセンターを巡るルールを変えようとしている。裁判所は請願が法的に有効だとはまだ判断しておらず、請願は投票用紙にもまだ載っていない。

BTW の読者にとって、プロジェクトの政治リスクを見極めるうえで、今回の棄却よりも9月24日の審理の方が重要になった。請願が投票用紙に載ることになれば、焦点は条例案の文言と、それがすでに承認を得たプロジェクトにも影響し得るかどうかへ移る。それまでは、DAMAC の既存の敷地計画承認は有効なままだ。

今後の注目点

9月24日の審理と、請願を11月の投票に付せるかに関する判断を注視すべきだ。投票が認められれば、次の焦点は、既存の承認を得ているプロジェクトを条例案がどのように扱うかになる。DAMAC に残る許認可、インフラ整備、建設工程の節目は、請願訴訟とは分けて追う必要がある。