要約

  • RFC 1075 の Non-Membership Report は、送信側ルータに指定グループの配下メンバーがいないことを示し、上流は定められた時間だけそのルータへの転送を止められた。
  • それはホストの離脱通知でも、グループが全インターネットで空だという証明でもない。ローカル会員性、逆方向経路木、枝の範囲、配送結果は別の事実である。
  • NMR Cancel は対応する以前の負の報告を取り消す。期限と取消しは、通知をどう読めるかを決める本体である。

場所と期限を持つ「いない」

RFC 1075 は DVMRP を実験的プロトコルとして記し、当時は実装を推奨しないとしている。DVMRP は送信源へ向かう逆方向の経路情報から転送木を組み立てた。そこで必要だったのは、グループが存在するかを世界規模で判定することではない。配下に受信者がいない方向に複製を続けないための、限定された合図だった。

NMR では、列挙する各マルチキャストアドレスに hold-down time が付く。送信ルータはそのグループの descendant member がいないと述べ、受信した上流ルータは、その期間だけ当該グループのデータグラムをそのルータへ送ることを止められる。ここで「配下」は木の中の関係を表す。「止められる」の主体は受信者である。そして時間は負の状態を失効可能にする。どの語も、枝の沈黙を世界の不在へ拡張させない。

したがって「下流に誰もいない」は、別の枝に参加ホストがいないこと、送信源がなお送信していること、逆方向経路が不変であること、あるいはアプリケーションが内容を受け取ったことを示さない。送信者を認証もせず、グループ利用を許可もせず、配送を保証もしない。これは一つのルータが一時点に、自分の配下について作った負の要約である。

ホスト参加は木全体の発言ではない

RFC 1112 はこの境界を明瞭にする。IP マルチキャストのホスト拡張とホストグループへの参加・離脱を定める一方、マルチキャストルータ内部および相互間のアルゴリズムはホストから透明で、別文書の対象だとする。ローカルの会員性は上流の枝を直接統治する発言ではない。

NMR はホスト一台の離脱を写したものではない。下流ルータが、配下メンバーの不在を上流の隣接先へ要約したものだ。上流は期限まで枝を抑制できる。後から NMR Cancel を受ければ、対応する以前の報告を取り消す。対応する報告がないアドレスの Cancel は無視すべきである。この規則により、負の状態はどの先行主張を撤回するかを失わない。

期限が節約を可逆にした

hold-down は将来の参加者を禁じず、トポロジーや経路を固定しない。上流が下流の主張を根拠にできる時間を定めるだけである。後に「この枝には流量がない」と記録するなら、送信源、グループ、報告者、インターフェースまたは隣接先、木の時点、時刻、期限、取消し・失効を一緒に残す必要がある。

後年の、同一ではない RFC 4601 は PIM-SM でローカル会員性、インターフェースの join/prune、隣接先生存、逆方向経路の状態を分ける。これは DVMRP を PIM に読み替える根拠ではない。同じグループ名に関するからといって、不在通知、経路選択、隣接関係、配送結果が一つの事実にはならないという比較である。

出典と限界

RFC 1075 は実験的地位、NMR、期限、取消しを支持する。RFC 1112 はホストとルータの境界を、RFC 4601 は後年の範囲比較のみを支持する。これらは現行導入、特定製品、事故、世界的な受信者不在、認証、認可、アプリケーションの成功を示さない。