要約

  • Consilioは9月8日、Relativityとの複数年契約更新を発表した。RelativityOne、Relativity aiRと、Serverの残る新規案件受付期間を通じて提供を続ける。
  • 契約更新は2028年の制限を延ばすものではない。既存案件の継続、新規案件の開始、サポート対象バージョンにはそれぞれ条件がある。

同じサービス会社と取引を続けても、次の案件をどこで始めるかは変わり得る。ConsilioとRelativityの更新契約で重要なのは、商業関係の継続と製品の利用範囲が同じ意味ではない点だ。

9月8日付の発表によれば、Consilioは更新された複数年契約でRelativityOneとRelativity aiRを引き続き提供する。Serverは2028年1月の新規案件利用期間終了まで提供し、その後も既存案件とワークスペースをRelativityの方針に沿って支えるとしている。

ここで新たに示されたのは、移行期をまたぐサービス関係である。新規案件の期限を特別に延長したとの発表でも、既存案件を一斉に移すとの通知でもない。

既存案件の継続と新規作成は異なる

Serverのサポート方針では、2028年に新規案件、新規ワークスペース、既存ワークスペースの別用途への転用が制限される。RelativityOneを利用できない顧客に対し、Relativityが書面で個別に認める例外はある。ただし、Consilioや全顧客が例外を得たとの証拠はない。

移行に関する公式FAQは、ライセンス保有者がServerで新規案件とワークスペースを作成できる期間を2027年12月31日までと説明する。一方、既存案件はサポートを継続し、現時点でServer自体を廃止する計画はないとしている。保守更新とセキュリティ修正は続くが、新機能は追加されない。

「2028年にServerが全面停止する」と捉えると、この継続部分を見落とす。「契約更新で何も変わらない」と捉えると、将来の業務を受け入れる条件を見落とす。

サポートにはバージョンと作業範囲がある

FAQは2028年1月1日から、その時点の現行Serverバージョンへの更新を求めている。既存案件を残せることは、サポート外の古い構成を放置できることではない。技術支援もサポート対象バージョンに限られる。

また、通常の顧客サポートにはデータベースや案件の移行が含まれない。これはConsilioが別契約の移行サービスを提供できないという意味ではない。製品を支える約束と、範囲や費用が合意済みの移行作業を混同してはならないという意味だ。

発表には価格、複数年契約の正確な終了日、移行済み顧客数、移行費用の負担は示されていない。aiRへのアクセス継続も、特定案件の法的結果が改善したとの測定ではない。

顧客側に残る課題は、Serverに残す仕事と新しく始める仕事の行き先を分け、各作業の責任を決めることだ。更新契約はその関係を支えるが、分岐そのものをなくすわけではない。