要約
- 1997年3月26日、英国から送ったpingに.cmドメインのホストが応答したが、パケットの36%は失われた。
- その1週間後もINTELCAMはMCI経由のフルIP回線を試験中だった。1998年の記録は国際接続と、ドゥアラ、ヤウンデに限られたPOPを別々に語っている。
測定は確かでも、示す範囲は限られる
1997年3月26日、Olivier M. J. Crepin-Leblondはロンドンから観測した結果をネットワーク関係者のメーリングリストに報告した。自分の場所からカメルーンへのtracerouteはできなかったが、www.camnet.cmへpingを送ると応答があり、名前はlom.camnet.cm、アドレスは208.148.88.34だったという。19パケットのうち12パケットが返り、損失率は36%。応答の往復時間は879〜956ミリ秒、平均923ミリ秒だった。これは一度の測定記録であり、全国向けインターネットサービスの完成を告げるものではない。(NSRC「First Ping CM」、1997年3月26日)
pingが確かめるのは、特定の時点、特定の地点からのICMP要求に、特定のホストが応答するかどうかだ。接続可能な人数、セッションの持続時間、加入料金、街ごとのアクセスポイントまでは測らない。36%の損失も記録に残すべきである。ホストには到達できたが、観測された経路は遅延が少なく安定したものではなかった。パケット損失の原因は分からず、この小さな測定を全国の信頼性データに拡張することもできない。
測定より前から、通信サービスの層が分かれていた。USAIDのJeff Cochraneは1996年10月の現地報告で、ヤウンデ大学工科校に複数の電子メールサービスがあり、それぞれ異なるゲートウェイと費用負担を持っていたと記した。国内の二つのシステム間のメールでさえ、国際ゲートウェイを経由して国外に出て、別の経路で戻ることがあった。国営通信会社INTELCAMはTCP/IPのインターネット回線を協議中で、現地のサービス提供者はIPを直接使いたいと考えていた。これは移行期の通信環境を記録したもので、統合済みの全国ネットワークを示す資料ではない。(NSRC「Cameroon (10/96)」、1996年10月20日)
ホストの応答は回線開通の証明ではなかった
1997年4月7日、Derek Asohは運用状況を補足した。INTELCAMはMCI経由のフルIPインターネット回線について、まだ「試験を仕上げている」とのことだった。国連のカメルーン持続可能な開発ネットワーク計画も、サービスが正式になれば独自のフルIP回線を得る予定だった。3月のpingがどの経路を通ったのか、応答ホストをどの組織が運用したのかは記されていない。それでも、単一の診断結果をあらゆるサービス層の開通証明とみなせないことは分かる。(NSRC「FULL IP now in .CM」、1997年4月7日)
その後の記録も、異論のない開通日を示してはいない。1998年5月、CamNetの技術者Jean-Claude Tchoulackは、INTELCAMがMCI経由で「1年以上」フルインターネット接続を提供していると書いた。彼の回顧に従えば、回線は1997年5月より前に存在したことになる。しかし、試験中とした同年4月の報告とのずれは解消されない。ホストの応答、通信事業者の回線試験、正式サービスの認定は別々の節目だった可能性がある。史料から一つの日付にまとめることはできない。(NSRC「Cameroon and the Internet」、1998年5月13日)
同じ報告は、国際網の到達範囲と小売アクセスの範囲も分けている。Tchoulackによれば、POP(利用者がネットワークへ接続する拠点)はドゥアラとヤウンデにしか設置されていなかった。一方で電話のある都市なら、加入すればインターネットを利用できるとも述べた。料金の目安は2万CFAフラン、当時の換算で約35米ドル。これは技術者の説明であり、独立した提供地域調査ではない。都市に電話網があることは、各家庭に利用可能な回線、モデム、近隣のダイヤル番号、手頃なプランがあることを意味しない。
二つの都市と、異なる「アクセス」
1998年7月のTchoulackの別の報告は、アクセスポイントと料金をもう少し詳しく記している。接続室があるのはドゥアラとヤウンデの二都市だけで、他の都市にはまだPOPがないが、主要都市のPOPを使って接続できるという。ここでいうサービスの地理は明確ではない。接続室に出向くことなのか、通常の電話線で遠方のPOPへダイヤルすることなのか、あるいは加入の説明を広く述べたのか。文書は各方式や市内・市外通話料金を定義していないため、記述以上の結論を補うべきではない。(NSRC「Network Access in the Cameroon」、1998年7月17日)
料金表はサービスの違いを示す。新規加入者は2万フラン、月額プランは2時間で6,000フラン、10時間で2万フラン、20時間で3万4,000フラン。専用IP接続は月170万フランで、INTELCAMがモデムとルーターを顧客に提供した。5月のメールにある概算2万フランと、7月の新規加入料は別料金か、単に表現が大まかだったのかもしれない。記録は説明していない。ただ、家庭向けダイヤルアップと専用IP回線は価格が大きく異なる別商品だった。
「国が接続された」という表現は、国外から応答するホスト、通信会社の国際IP回線、プロバイダーのPOP、そして利用者が実際に接続して支払い、使える場所を指すことがある。1997〜1998年のカメルーンの資料には前半の三段階に関する証拠があるが、人口規模での家庭向け提供を裏付ける資料はない。国外からの応答、回線試験、フル接続との回顧、POPのある二都市、料金表は確認できる。全国の稼働率、検証済み加入者数、地域ごとの通信品質は記されていない。
最初のpingを軽視する必要はない。証明できる範囲を守ればよい。.cmのホストが応答するだけのパケット経路は存在した。その応答を正式な国際回線、地元のPOP、払える料金のアカウント、日々の利用へつなげるには、異なる技術上・商業上の段階があった。これらを分けて見ると、歴史は「到来の日」ではなく、積み重なる整備として見えてくる。
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