Summary

  • Aftab Siddiquiはprop-150の本文で、2021年の指針後も私用・予約済み・未割り当ての起点AS番号を記したROAが残ると指摘した。新規作成の拒否と既存記録の通知・非自動更新を求めた。
  • 現在のAPNIC方針10.6節はその制限を定め、対応するroute/route6オブジェクトにも適用する。「経路を出さない」と示すAS0は例外である。

注意書きを読まなくても、ボタンは押せた

ROAは、アドレスの保有者が「このプレフィックスを発信できるAS」を署名して示す。署名が正しくても、起点が私用や未割り当ての番号なら公的な経路記録として問題が残る。前身の提案は2021年に指針となった。Siddiquiが2023年1月に書いた提案では、望ましくないROAがまだ存在した。窓口は注意しながら受け取っていた。

作成後に危険になる場合もある。

他者のAS番号を起点として許可した後、その番号が口座閉鎖などで回収されれば、ROAはもはや割り当てられていない起点を指す。

初回入力だけの検査では足りない。Siddiquiは通知と自動更新の停止を政策に入れた。

APNICの履歴によると、2023年3月2日に合意、4月21日に理事会が承認、7月20日に政策文書へ掲載された。現行10.6節はIANA未割り当て番号と具体的な私用・予約済み範囲を列挙する。対象の既存ROAは通知後、自動更新せず削除する。route/route6にも同様の扱いが及ぶ。APNICの製品報告は実装完了を確認している。

AS0を禁じなかった点が大切だ。

この予約番号は、アドレス空間を経路広告しないという意図を示せる。

予約番号を一律に排除すると、その明確な指示まで消えてしまう。

公開記録には削除件数がない。

確かな変化は、会員に読んでもらう指針から、APNIC自身が公開を断る入口へ責任が移ったことだ。

出典:prop-150、提案履歴、現行方針、製品報告。