Summary

  • Tomás Lynch は LAC-2023-3 の両版を起草した。LACNIC は採択版を2024年7月11日に施行した。
  • 「合意に至らず」または「未批准」の状態が十二か月続いた提案は、最新版が「放棄」へ移る。その処理を担うのは LACNIC だ。

会議は終わったのに、机の上の名札だけ残る。政策提案にも同じことが起きる。合意を得られず、次の版も出ないまま、システムでは判断待ちのように見える。Tomás Lynch が提案 LAC-2023-3を書いた時点で、その状態の案件は六つあり、2021年10月から動かないものもあった。彼は名札に時計を取り付けた。

LACNIC の人物紹介によれば、Lynch は長年 BGP とネットワーク設計に携わり、2019年から政策フォーラムの司会も務めてきた。引退後はタンゴ歌手になりたいという。音楽の間は粋だが、公的な議事の沈黙には開始と終了の時刻が要る。

第1案では、著者が十か月以内に改訂版を出すか撤回しなければ、議長が「放棄」への変更を求める仕組みだった。採択された第2案は十二暦月とし、状態を変える責任を LACNIC に移した。「合意に至らず」か「未批准」に一年とどまった提案の最新版が「放棄」となる。同時に、議長が「政策を放棄するか決める」という古い職務も削った。ここで片付ける対象は、成立済みの政策ではなく、進行が止まった提案である。

「放棄」は紙を破る手続きではない。元の著者でも別の人でも、後から内容を取り上げられる。記録には、どの版で止まり、いつ棚に収めたかが残る。十二か月の猶予は改訂の時間であり、その後の状態変更は読者のための明確な見出しだ。

運用にも一つ具体的な段階がある。条文では状態が自動的に移るが、LACNIC の職員はシステムに自動化が入るまで人手で処理すると説明した。適用対象は批准後に提出された版だ。理事会が2024年7月に批准し、LACNIC は同月11日に施行した。時計の規則が先にでき、実際に針を動かす仕事が残った。

Lynch の提案は、議論の敗者を笑うためのものではない。終了した手続きを終了したと書き、次の著者が正しいページから話を始められるようにした。