要約

  • ISCはStorkの画面に、OpenNGが保守するPrimeNGフォークOptimus-UIを選んだ。
  • Vicky Risk名義のStork 2.6発表は、OpenNGへの年次拠出を計画すると記した。

2026年10月15日、Victoria(Vicky)Risk名義のStork 2.6発表は、ISCがOptimus-UIを選んだと伝えた。PrimeNGを土台にしたコミュニティフォークで、OpenNGが保守する。発表は、ISCがOpenNGへ毎年資金を出す方針も示した。ISCの略歴によると、Riskはオープンソース製品のプロダクトマネージャー兼マーケティングディレクターだ。今回の発表では、画面の選択と保守費用の負担が同じ決定に並んだ。

StorkはKeaとBINDを管理するISCのウェブツールである。安定版とされた2.6は、複数Keaサーバーのリース追跡、OIDC認証、BIND 9のゾーン転送監視、Kea Configuration Backend対応を加えた。運用者が管理対象を確認する画面だから、UIライブラリも本番製品の保守面に含まれる。

PrimeTekがPrimeNGを商用モデルへ移し、公開リポジトリを2026年6月29日にアーカイブした後、ISCには三つの道があった。取り込んだPrimeNG部品を自分たちで保守するか、Angular Materialへ移るか、HTMXで画面を作り直すか。ISCはそのどれでもなく、OpenNGのフォークを選んだ。

ISCの2025年開発報告によると、PrimeNGの大規模更新は329ファイルに及び、約9,300行を追加し、ほぼ同じ量を削除した。これは以前の統合に必要だった作業の規模を示す。報告は、そのコードのうちどれだけをOptimus-UIで再利用できるかまでは示していない。

RiskはKeaについて、別の資金判断も書いている。ISCは開発費を得るため一部のhookを商用ライセンスに置き、Keaが財務的に持続可能になった後に12種類を公開した。Riskによれば、オンライン販売は大きな成功ではなかった。企業顧客が見積書、請求書、入札、仕入先登録を求めたからだ。Storkでは、ISCが保守者の仕事に毎年資金を出す方針を明記した。

10月28日のRIPE 93講演の概要は、LLMによるコード解析で脆弱性の発見が速まり、別の保守中UIを採用する時間があまりないと説明している。同じ概要は、代替案の調査を始めたばかりで、会合までにリファクタリングは終わらないとも記す。一方、ISCは10月15日の発表でOptimus-UIをすでに選んでいた。公開資料には、代替案の評価がいつ終わり、選択が確定したかの日付がない。

ISCはStorkがまだ収益を生んでいないとしつつ、Keaのサポート契約にStorkの専門サポートを加えている。OpenNGへの拠出額と期間は発表されておらず、継続的な保守費のどこまでを賄う約束なのかは分からない。

依存先はPrimeNGからコミュニティフォークへ移ったが、StorkがUIの保守を必要とする点は変わらない。ISCは保守者と支払う側を名指しした。今後のリリースで、その約束が本番製品の更新に追いつくかが見えてくる。

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