要約
- 草案は、IESGまたはIAB全体による審査に3人の適格な支持者を求める。改訂02は3人未満でも審理できる明文の選択肢を削除した。
- 申立てがIESGからIABへ進んでも、最初の支持者が引き続き数えられるため、申立人は募集をやり直さなくてよい。
IESGはIETFの標準化プロセスを管理し、IABはIESGの決定への異議申立てを受ける。草案は、いずれかの全体審査を求める前に、適格な参加者3人から支持を得るよう提案する。3人は申立人の味方になる必要はない。草案が数えるのは、案件を審理してほしいという意思だ。
draft-eggert-appeal-support-02 は10月30日付で更新された。Datatrackerは有効な個人提出のInternet-Draftとして掲載し、IESGの状態は「I-D Exists」としている。RFCストリーム、telechatの日程、担当Area Directorはいずれも示されていない。個人提出の草案はIETFの承認を受けたものではなく、標準化手続き上の正式な地位も持たないと同ページは説明する。
変更履歴は主要な修正を明記している。改訂01では、審理機関が支持者不足の案件を却下することも、例外的に審理することもできた。改訂02はその選択肢を削除した。旧版はIESGからIABへ上訴する際に新たな支持者を必要としていたが、02では当初の支持者が引き続き数えられる。
提案された条件は、IESGまたはIAB全体に提出する異議申立てに限られる。ワーキンググループ議長、Area Director、IESG議長との初期協議には適用しない。申立人はRFC 9389の適格基準を満たすIETF参加者3人を集める必要がある。支持の連絡は、審理機関が申立てを受け取ってから2週間以内に届かなければならない。申立人が募集を送れるのは、関係する公開IETFメーリングリスト1つ、または一般リストのいずれか。支持者は各自で審理機関へ連絡する。申立人自身はNomComの適格者でなくてよい。条件を満たせば、自分の申立てを一度だけ支持できる。
文面にはまだ接続されていない箇所がある。RFC 2026第6.5.4節は、決定を担う人や機関に上訴手続きの裁量を認めているが、改訂02はその一般的な裁量と「3人未満でも審理する」明文選択肢の削除がどう結びつくかを説明していない。提案された条件を満たせない申立てが何件あるかを示す資料もない。
提案が置く実務上の分岐は明快だ。最初の全体審査には3人が必要で、IAB段階では同じ支持者を集め直さない。公式資料には、人数が足りずに進めない申立てがどれほどあるかは示されていない。
出典
会員向け解説
プロフィールの詳細
適切な会員レベルでログインすると、解説全文と出典メモをご覧いただけます。
ストラテジックサークル限定
Strategic Circle
すべての読者に公開されています。参加してログインすると プロフィール解説 を閲覧できます。
Strategic Circle に参加Leadership Alliance 会員限定
Leadership Alliance
対象となる IP 資産の所有者・管理者向けです。ログインすると Leadership Alliance の解説を閲覧できます。
Leadership Alliance に参加





