要約

  • RIPE NCC理事会は3月、会議の参加者名簿を終了から12か月超にわたって公開してはならないと結論づけた。選挙や議長選考をたどる内部記録は残せる。
  • 10月28日に匿名で直接確認すると、RIPE 89、90、91の公式参加者ページはいずれも内容を表示した。3会議とも終了から1年を過ぎている。

会議が終わっても、名札は二つの場所に残る。組織が意思決定を検証するための保管庫と、誰でも検索できる公開ページだ。RIPE NCCの理事会は前者を残し、後者を12か月で閉じると決めた。ところが古い会議のウェブサイトは、まだ受付を終えていないように見える。

第191回理事会議事録の8.1項で、法務責任者は個人情報を含む参加者名簿が公開されていると説明した。検討の結論は、各会議の終了後12か月を超えて名簿を公開しないというものだった。一方、NRO NC選挙やRIPE議長の選考経過を追うための内部保存には正当な目的がある。外部の名簿を期限どおり削除できるよう内部手順を更新する、とも記録されている。

10月28日、ログインもCookieも使わない直接のアクセスで、公式のRIPE 89、RIPE 90、RIPE 91参加者ページは名簿の表を返した。会議の終了は順に2024年11月、2025年5月、2025年10月だ。この記事は氏名を転載しない。確認したのは、古いページが匿名の閲覧者に開いているという状態である。

理事会は9月、保存期間の判断基準を説明するプライバシー声明の改訂も全会一致で承認した。現在の声明の2.5項は、公開された政策形成に役立つ間は参加者名簿などを保存できるとし、本人による削除請求にも触れる。5項は個別の名前の削除を申し出る方法を示す。しかし、3月の議事録にある公開12か月という数字は声明に出てこない。

誰が後始末をするかが違う。個別請求なら参加者が古いサイトを探し、自分で申し出る。期限付きの公開なら発行者がサイトを点検する。理事会は内部の説明責任に必要な履歴を守りつつ、外への掲示を終える道を選んだ。その区別が旧サイトに実装されているかを、ブラウザーは問うている。

公開議事録は旧サイトへの例外や撤去の延期日程を示していない。適用範囲の公表か名簿の撤去があれば、この点は判明する。今は議事録と公開ページの時計が合っていない。 開催日は各公式日程で確認できる:RIPE 89, RIPE 90, RIPE 91。