要約
- APNICは社屋売却時の公正価値損失を94万1702豪ドル、保有期間全体の税引き前利益を385万9003豪ドルと報告した。
- 理事会は売却純収入の低リスク定期預金を認めたが、2027年12月31日を越える預け替えには再承認が要る。
同じ社屋の売却に、二つの損益が付いた。APNICの経営側は、以前の評価額と売却価格・関連費用との差として94万1702豪ドルの公正価値損失を説明する。一方、所有していた期間全体では税引き前385万9003豪ドルの利益だったという。期間を切り替えると数字も変わる。9月6~7日の理事会議事録は10月19日に採択された。
ブリスベンの6 Cordelia Streetは950万豪ドルにGSTを加えた額で売却が完了した。APNICは仮のオフィスへ移り、次の施設の賃貸契約と内装工事を進めていた。全会一致の決議2026-09-03は、売却純収入を低リスクで利息の付く一つまたは複数の定期預金に置くことを認めた。税務当局に納めるまでのGSTも含む。事務局は有利な期間と金利を選べるが、一つの預金は最長12カ月。更新や預け替えを含め、2027年12月31日を越える預金には理事会の別途承認が必要になる。
予算にも一時的な利息が入っている。2027年の投資収入見込みは177万1078豪ドルで、2026年予測の114万3658豪ドルより54.9%多い。既存の運用益と売却代金の短期利息が増加の主因で、売却に伴う上乗せは継続しないと経営側は説明した。対して新オフィスの賃料は、2027年の運営費増加の主因だ。理事会は2027年第1四半期の不動産方針協議に向け、運用収益と賃料の比較を求めた。議事録には確定賃料も実際の預金金利もない。比較の結論を左右するのはその二つの数字である。
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