要約

  • DA 26-1078はSpaceX D2D Constellation(呼出符号S00735)に最大1万5000基を認可した。Gen2 Starlinkの1万5000基とは別の枠組みである。
  • 米国内の指定周波数帯はSpaceX–EchoStar取引の第2段階完了まで運用開始が制限され、2032年と2035年に配備期限がある。

二つの認可を分けて読む

10月6日のFCC決定は、Gen2 Starlink広帯域衛星の追加認可ではない。Space Exploration Holdings, LLCによる別申請を一部認め、一部の判断を保留した。 DA 26-1078の対象はSpaceX D2D Constellation、呼出符号S00735である。高度326~335キロメートルの九つの軌道層に、最大1万5000基の非静止衛星を配置できる。 これに対し、1月9日のDA 26-36はGen2広帯域システムに7500基を追加認可し、従来の7500基と合わせて上限を1万5000基とした。それ以上のGen2衛星については判断を保留した。 どちらも制度上の上限であり、製造、打ち上げ、軌道投入、稼働、利用者へのサービス提供の実績を証明しない。

運用可能な業務と残る条件

米国内では衛星補完通信(SCS)と移動衛星業務(MSS)、国外ではMSSとDirect-to-Cellが対象となる。固定衛星業務によるバックホールと、テレメトリー、追跡、コマンド運用も含む。 米国内の指定されたAWS-3、PCS G、AWS-H、2 GHz帯MSSでの運用が認可された。 ただし、2 GHz帯MSS/AWS-4、AWS-H、AWS-3では、SpaceX–EchoStar間の周波数権利移転の第2段階が完了するまで運用を開始できない。 5月12日のDA 26-471は、SpaceXの利益のためSpectrum Business Trust 2025-1へ権利を移し、続いて同信託からSpaceXへ移転する二段階の手続きを認めた。10月の決定は、その完了を示していない。 所定の同意に基づく打ち上げ・初期軌道試験には限定的な例外がある。ただし、干渉保護は受けられず、干渉を生じさせてもならない。地上リース要件の免除もAWS-3/AWS-Hの指定地域・SCS運用に限られ、技術、干渉、緊急時対応、調整の条件は残る。 米国内の2020~2025 MHz帯MSS上り回線と、国外の20.2~21.2 GHz帯、30.0~31.0 GHz帯の指定運用は判断が保留された。

配備期限と継続報告

2032年10月7日までに認可上限の50%を打ち上げ、指定軌道に配置して運用する必要がある。残りの期限は2035年10月7日だ。 15年間の認可期間は、最初のD2D衛星が認可軌道に配置された日の米東部時間午前3時に始まる。SpaceXは5日以内にFCCへ通知し、運用の適合状況を証明する。 毎年1月1日と7月1日には、衛星接近、軌道機動、調整、配備除外、再突入を報告する。Light Readingも配備期限を取り上げている。 商用開始日、対応端末、利用者への提供、料金、収入、建設費、通信性能は今回の認可から確認できない。