要約

  • Ofcom案は、声での放送局指定、局側が選ぶ配信方法、再生開始後の中断防止を盛り込む。
  • 局の登録、新たな配信方法の整備、局とアグリゲーターの契約条件は、現行案の対象外だ。

規範案が守るのは再生ボタンだ。そのボタンに局が表示されるまでの手続きは、別のファイルに入っている。

Ofcomは9月14日、英国政府が指定するラジオ選択サービス(音声アシスタント)向けの行動規範案を公表した。意見募集は11月9日午後5時に締め切る。最終規範は2027年春の公表を予定し、確定後は3か月の対応期間を設ける案だ。

求める結果は具体的だ。Ofcomの対象リストに載るインターネットラジオ局を、利用者が音声で選び、再生できること。複数の配信経路がある場合、局側は希望する方法を指定できる。再生が始まった後にアシスタントが放送を中断したり、局の同意なく広告を前置きしたりしてはならない。局や配信を支えるサービスの短い識別音声は認められる。利用者が設定したアラームや着信なども、放送を遮ることがある。

商業上の線引きは明快だ。局名を頼まれたことは、広告枠を一つ売り込む合図ではない。局が選んだ配信方法も飾りの設定ではない。さらに、法定義務を果たすための料金を局に請求できない。対象は現金だけでなく、広告枠やユーザーデータを求めるような非金銭の負担にも及ぶ。

規範の推奨措置に従えば、義務を果たしたものと扱われる。別の方法を採る余地はあるが、その場合は自動的な扱いを得られず、Ofcomが懸念を持てば調査する。業界全体に同じ配線図を押しつけず、明確な遵守ルートを一つ示す仕組みだ。

一方、入口のルールは外にある。局の登録条件を定めず、新しい配信方法を作るようアシスタントに求めず、局とラジオ・アグリゲーター間の契約も規制しない。アグリゲーターは自社サービスの提供に料金を課せる。放送局はOfcomの対象リストへの登録を申請する必要があり、新規登録局を再生可能にするという案の1か月は、リスト掲載後に始まる。

利用者には音声リクエストの保護が加わる。その一方、選択肢のカタログに入るには複数の組織と商流を通る。英国政府はまだ指定規則を制定していない。Ofcomの勧告を受けた指定案の政府協議は9月9日に終了した。どのサービスが規制対象になるかを決める政府規則が、範囲を変える次の事実だ。

出典:Ofcomの規範案協議、規範案、Media Act 2024 第48条、政府の指定協議。