要約
- Leo VegodaはRIPE DatabaseのNWI-20を提案した三人の一人。RIPE 91では発表資料の項目順を変え、連絡方法の追加を古い書式の整理より先に説明するよう求めた。
- 実装されたWhois 1.122では複数のオブジェクトに任意の
contact:欄が増えた。URI内の#は、その欄ではRPSLのコメント開始として切り落とされず、リンクの一部として扱われる。
RIPE 91のDatabaseセッションで、Leo Vegodaが直したかったのはスライドの順番だった。まずpersonとroleの要件をそろえる、次に新しい連絡方法を足す。彼は逆を提案した。運用者が普段開いている窓口を示せることこそ本題だという。帳面の欄が埋まっていても、その先の人が読んでいなければ障害時の電話帳としては心もとない。
VegodaはRIPEのメーリングリストに出されたNWI-20に関わった三人の一人だ。管理担当と技術担当の連絡先に、Signalのような選択肢を加えることを求めた。電話番号や郵便住所を中心にした古い形式の間に、チケット、チャット、メールを使い分ける現場が入ってきた。どこを見ているかは、登録者自身がいちばんよく知っている。
RIPE 91の記録には、Vegodaがメールの到達性を案じる発言も残る。プロバイダーが受信したメッセージを利用者の目に届かせない場合がある。形式上使えるアドレスと、会話を始められる経路は別々に点検する必要がある。Vegodaは登録者が自分の使う手段を示せるようにしたかった。
Whois 1.122の発表によると、任意のcontact:がperson、role、organisation、irtに追加された。personではe-mail:が必須となり、personとroleのaddress:、personのphone:は任意になった。共通のメール窓口を残しつつ、普段使う手段を別に案内できる。公開したくない住所や電話番号も整理しやすくなる。
ここで古い記法が口を挟んだ。SignalのリンクにはURIの一部として#が入ることがある。RPSLでは同じ記号がコメントの開始にも使われる。1.122はcontact:内の#を値として保存する。RIPE 92でEd Shryaneが説明したのは、この当面の扱いと、ほかの欄にも通じる一般的な規則を探す必要性だった。新しい連絡帳に古い句読点が意見を言った格好だ。
RIPE 92の公式議事録はNWI-20の実装とVegodaの働きを記している。スライドの順番を入れ替えた一言が、この変更の読み方を決めた。欄を整える仕事は、連絡を受ける人の習慣から始まる。
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