要約

  • Kevin BlumbergはARINの公式候補者質問票で、現在の理事就任資格に「No」と答えた。NRO Number Councilの委員だからだ。当選すれば2026年12月31日までにその職を離れ、理事任期は翌日から始まると約束している。
  • ARINの利益相反規則は対象職の兼任を禁じ、辞任を約束した現職者の別職への立候補を認める。ARINはBlumbergを「Qualified」として掲げ、3議席を争う投票は10月30日に締め切る。

チェック欄より、日付を見る

選挙の書類は人間を四角い欄に押し込む。Kevin BlumbergのARIN公式候補者質問票には、その四角がひときわ目立つ。「いま理事を務める資格があるか」に本人は「No」と答えた。理由も同じ書類にある。彼はNRO Number Council、別名ASO Address Councilの委員を務めている。

質問票によれば、現職の任期は2026年12月31日で終わり、再任は求めない。理事に選ばれた場合も遅くとも同日までに現職を辞するという。新しい理事任期が始まるのは2027年1月1日だ。書類上では一晩で椅子を替える。実際には、その一晩に二つの職が重ならないことが重要になる。

ARINの利益相反規則は、理事、諮問委員会、NRO NCを対象職として並べる。一人が二職を同時に務めることはできない。残りの任期がある現職者は、選出されたら現職を辞めると同意すれば、別の対象職に立候補できる。立候補の評価と就任日の状態を分ける規則であり、Blumbergの約束はその境目に置かれている。

ARINは10月22日の投票案内でBlumbergを「Qualified」と表示した。理事3議席に候補者は4人。投票は米東部時間10月30日午後7時まで続く。「Qualified」は候補者の評価で、「No」はNRO NCの席にいる現在の本人の回答だ。どちらも公表されているので、有権者は日付を含めて判断できる。

本人はトロントの企業向けISP、The Wire Inc.の共同所有者兼CTOと説明し、TorIXやNRO NCでの経験も挙げる。ARIN 58の公式報告も、2016年からのNRO NCでの仕事を取り上げた。政策とネットワーク運用の経験が理事会に役立つかは選挙で問われる。その経験に付属していた現職の権限を、いつ手放すかは制度が問う。

本稿の編集用肖像は、ARINの公式選挙サイトにある記名写真を本人の参照元にした。背後の二脚の椅子は想像で描いた。開票後に見るべきものは当落であり、当選した場合は年末の退任記録と新年の理事名簿である。