Summary

  • ARIN-2020-5の政策記録はKat HunterとRob Seastromを共同担当者として記載する。ISPの下流顧客向けIPv4規則は、RFC 7020に置き換えられたRFC 2050をなお参照していた。新しいRFCには顧客の使用率を示す数字がなかった。
  • 改定はARINの第4.3.3節を参照先とし、新たなアドレスには24か月で50%を使う計画、追加分には過去の割り当てについて80%の使用実績を求めた。理事会は2020年12月に採択し、現行NRPMにも二つの基準が残る。

顧客が「IPv4をもう少し」と申し出る。ISPの担当者は規則を開き、古いRFCへの参照をたどる。ところがそのRFCは既に交代しており、後継文書には審査に必要な使用率の数字がない。目盛りが消えた定規で机を測れというような話だ。Kat HunterとRob Seastromが担当したARIN-2020-5は、定規の置き場所を明確にした。

提案の問題提起は第4.2.3.4.1節と4.2.3.6節を挙げる。両方に残ったRFC 2050への参照は、RFC 7020への置き換えに追いついていなかった。後継のRFCは下流顧客向けの具体的な使用率を定めていない。希少なアドレスの配分判断を、時代の違う文書のあいだに浮かせておくわけにはいかない。

改定は申請の前後を分けた。新しい空間を求める顧客は、ARINの第4.3.3節に沿った利用計画をISPに示す。基本となる水準は24か月以内に50%の利用だ。さらに空間を求めるときは、以前の再割り当てや再配分が80%使われている記録を示し、SWIPなど適格なサービスから確認できるようにする。50%はこれからの計画、80%はもう受け取ったアドレスの成績である。

複数の上流ネットワークにつなぐ顧客への/24の道も残した。その必要があれば、一つの上流ISPから/24を得る理由になる。顧客は他の上流先の連絡先を伝え、境界ルーティングの仕組みを使う。ISPは集めた情報、または顧客のAS番号を使ってARINに割り当てを示せる。ここで大切なのは現実の接続を説明できる資料だ。

ARIN理事会は2020年12月16日に採択し、2021年3月16日に実施された。現在のNRPMでは第4.3.3節に24か月で50%の基本条件があり、第4.2.3.4.1節に過去の空間について80%、第4.2.3.6節に複数上流の/24がある。担当者が参照する場所と数値がつながった。

Hunterの公的記録上の役割はSeastromとの共同担当である。この変更によって何件の申請が通ったかという数字は政策資料にない。それでも審査の仕事は具体的に変わる。新しい空間には計画を、追加の空間には過去の実績を出す。引退したRFCに答案の採点を任せる日々は終わった。