Summary

  • RIPE NCCは、旧来資源確認事業で対象となる約1500の保有者すべてに連絡したという。別の集計は約2300の資源区画を対象とし、51.7%を「返答待ち」と記録している。
  • 残る区分は返答済み19.8%、契約下で確認済み14.5%、契約なしで確認済み12.7%、転換済み1.1%。未確認区画の匿名化した組織オブジェクトは2027年初めまでに追加する計画だ。

保有者への連絡を終えても、台帳の半分は返事を待つ。RIPE NCCの登録サービス責任者Marco Schmidtは、29日のRIPE 93発表で、この食い違いを数字で示した。約1500の旧来資源保有者にはすべて連絡したという。一方、原資料が状態を分けて数えるのは約2300の資源区画で、その51.7%が返答待ちだった。

保有者と区画は一対一ではない。一人の保有者に複数の区画が結び付くことがある。連絡先を一巡したという報告は、RIPE NCCが働きかけを送った範囲を示す。区画ごとの状態表は、各記録が証拠と返答を得てどこまで進んだかを示す。二つの分母を混ぜれば、連絡作業の完了を確認作業の完了と取り違える。

状態表には、さらに重要な段差がある。19.8%は「返答済み」だが、確認済みには分類されていない。14.5%は契約の下で確認済み、12.7%は契約を結ばずに確認済み、1.1%は転換済みだ。公表された割合を足すと丸めのため99.8%になる。RIPE NCCは原数を示していないため、区分間を移動した正確な件数や処理速度は次回の表で見たい。

この事業は、約2300の旧来資源区画に確認済み保有者の情報がなかったため、2026年初めに始まった。旧来資源は現在の地域レジストリ制度より前に配られた。2014年に定められたサービスの枠組みでは、保有者がRIPE NCCと契約しない道も残る。「契約なしで確認済み」という欄は、本人確認と契約を別の判断として扱っている証拠だ。

次は公開データベースに進む。RIPE NCCは旧来資源に共同管理の組織オブジェクトを加えている。確認済みの保有者は詳細を表示し、未確認の保有者には匿名化したデータを表示する。Schmidtは、残る未確認区画の匿名オブジェクトを2027年初めまでに追加し、RIPE 94で事業を総括すると述べた。返答のない記録も、空白のまま放置する設計ではない。

登録情報を調べる人には、どこまで確認済みかが要る。保有者には、資料を出し、間違いを直せる手続きが要る。RIPE NCCが公開上の分類と表示を決める以上、次の報告では匿名化された記録がどのように修正されるかを具体例で示してほしい。今回の資料には修正件数と所要時間は載っていない。

連絡した全保有者という見出しは強い。しかし、51.7%の区画が返答待ちという数字の方が、これから台帳に必要な仕事を正直に表している。

出典:RIPE 93の公式セッションとSchmidtの原資料、7~10枚目。