要約

  • ARINは2018年8月21日、Ednetics, Inc.からFatbeam, LLCへの52.144.56.0/23の移転を記録した。現在の親オブジェクトはFatbeamを示すが、先頭16アドレスの子オブジェクトは2016年登録のBishop Blanchet High Schoolを示す。
  • 2020年3月12日にMemorial Hospital of South BendからFatbeamへ移った162.142.100.0/22には、同年8月31日に登録されたRoche Fruit Ltdの8アドレスの子割当がある。子の時計は、一方で移転より前、もう一方で後を指す。

最初の検索結果に出た組織が、ブロック全体の登録先とは限らない。52.144.56.0を単独で尋ねると、ARINのRDAPはBishop Blanchet High Schoolを返す。52.144.56.0/23を指定するとFatbeam, LLCだ。前者は52.144.56.0から52.144.56.15までのASSIGNMENT、後者は512アドレスを覆うDIRECT ALLOCATION。小さい記録のparentHandleは大きい記録を指している。

学校の子レコードは2016年7月6日に登録された。ARINの移転ログ原本が記す親/23の移転日は2018年8月21日で、送り手はEdnetics, Inc.、受け手はFatbeamだ。二年以上の間隔がある。original_setとtransfer_setはどちらも52.144.56.0から52.144.57.255。行の分類はMERGER_ACQUISITIONだが、この分類だけで企業全体の取引条件は分からない。

親RDAP自身の登録イベントは2016年6月8日、最終変更イベントは2025年だ。登録の開始日、子割当の作成日、移転の日付は三つの別の欄に置かれている。Fatbeamという現在の名前の横に2016年が見えたからといって、移転を2016年に前倒しするわけにはいかない。帳簿は古いオブジェクトを残したまま、その上に新しい資源移転を重ねている。

もう一つの親子を見よう。Memorial Hospital of South BendからFatbeamへの移転は2020年3月12日。対象は162.142.100.0から162.142.103.255までの/22、1,024アドレスである。ARINのoriginal_setは162.142.111.255まで続く3,072アドレスだが、transfer_setはそのうち最初の/22だけ。現在の親RDAPは、この/22のDIRECT ALLOCATIONとしてFatbeamを掲げる。

一方、162.142.100.0の単独照会はRoche Fruit Ltdを返す。こちらの子ASSIGNMENTは162.142.100.0から162.142.100.7まで、わずか8アドレス。登録日は2020年8月31日で、親の移転から五か月余り後だ。parentHandleもFatbeamの/22につながる。学校は親の移転前からいた。果実会社の記録は親の移転後に生まれた。同じ親子構造でも、時間の並びは逆になる。

ARINの移転ログ形式ガイドではoriginal_setとtransfer_setが別の欄になっている。 ARINの資源記録ガイドは直接の登録先と下流の再割当を分けて説明する。移転ファイルは組織間で動いた資源を日付付きで示し、単独アドレスのRDAP照会は最も狭い子を示すことがある。Fatbeamを受け手とする行は2018年から2026年までに31件、送り手の表記は18種類。行数を数える前に、いま見ているのが親か子かを確かめるべきだ。