Summary
- APNICの11月3日付累積移転原本には、05:03:43 UTCの
RESOURCE_TRANSFERとして103.113.136.0–103.113.139.255がNIXI/EXCELPLからNIXI/VNPLへ移った一行がある。現行のIP RDAPは全域をVNPL名義とし、登録時刻は8秒後の05:03:51。 AS136334のRDAPはVNPL-AS、登録は2017年。両者にはIRT-VNPL-INとMD882-APの連絡先が共通する。 - RISの移転前、3日0時UTCの/22状態と4日0時UTCの状態は、ともに細分経路として
.136/24と.137/24を起点AS136334で列挙する。.138/24と.139/24は載らず、/22そのものの完全一致経路は両時点ともフルテーブルIPv4ピア0/322だった。
先に走った二つの/24
一つの/22にはIPv4アドレスが1,024個ある。四つの/24に割れば各256個。APNICの移転行は四つ全部を覆う。ところが経路を尋ねると、原本に日付が打たれる前から下側の二つだけがVNPL名のASを起点としていた。移転翌日の観測も同じ構成だった。住所録の「全部」と、ルーティング表の「半分」が同じ日に並ぶ。
05:03:43と05:03:51の八秒差を遅延の証拠に仕立てるのは簡単だ。しかし両者は移転行と新しいIP登録という管理記録だ。もっと長い時間差は、その前の0時の観測にある。AS136334は2017年登録、最終変更は2025年9月。二つの/24をいつ、誰の判断で広告したかを確定するには、日付付きの運用変更記録か細かいBGP履歴が要る。
残った二つにも意味がある。.138/24と.139/24は移転範囲に含まれるが、RISの二つの/22応答の細分経路一覧には現れない。/22集約経路も0/322だ。つまり登録上は1,024アドレスが一括してVNPL側へ移り、一覧上は512アドレス分の二つの/24だけが経路として姿を見せた。これはプレフィックスの範囲を数えた値であり、通信量の推計ではない。
公開行のNIXI/EXCELPLとNIXI/VNPLは別の当事者だ。RDAPは新しいIP名義とVNPL-ASの共通連絡先を示す。契約書はここに出てこない。それでも論点は十分に鋭い。経路が先にあった半分と、移転書類にだけ載る残り半分を、同じ一枚の「稼働済み」資産表に入れてよいのか。
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