Summary
- E. Marie Brierley が説明した ARIN-2026-3 は、IPv6 のアドレス空間を使用のために割り当てると記した NRPM 6.4.1 の廃止を提案する。
- Scott Johnson が私有の扱いを尋ねると、John Curran は ARIN の登録簿上の記載に結び付く契約上の権利と、その移転を説明した。
E. Marie Brierley は壇上で、名前の E もきちんと発音してほしいと念を押した。続けて示したのは、逆に一文を黙らせる提案だった。ARIN-2026-3は、ARIN の番号資源政策マニュアルから第6.4.1節「アドレス空間は財産とみなされない」を退ける。IPv6 の使用権を説明してきた文が、政策の本から消える案だ。
Brierley は、IPv4 の章には同じ財産表現がないため、両者をそろえたいと語った。保有者の権利を述べる場所として挙げたのは登録サービス契約、RSA である。ARIN 58 の議事録によれば、その朝まで政策メーリングリストへの反応はなかった。会場のマイクは、メールより仕事が速かった。
Kevin Blumberg は契約と食い違う政策文言の整理を支持した。Michael Sinatra は、経路を通してほしい相手の「所有しているプレフィックス」という言い方を毎回訂正せずに済むかもしれない、と笑いを交えて賛成した。Scott Johnson は笑いを止める問いを出した。禁止めいた文を削れば、アドレス空間の私有を明示的に認めることになるのか。
John Curran は、ARIN が認める権利を登録簿の特定の記載から説明した。契約上の権利は会社の売買や相続、破産の手続きでも移り得る。現行の RSA 第14版第7節は契約上の権利を明記し、冒頭の定義には登録上の権利が入る。「財産」という一語だけでは、どの権利を誰が移すかまで書けない。
Brierley の案はまだ審議中だ。短い条文を消す相談から、契約と登録簿の読み合わせが始まった。その順番こそ、この会場が残した収穫である。
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