要約
- 10月9日の規則案はイベント契約をスワップの定義に明示的に含める方向だ。別の暫定最終規則は、スポーツブックでの賭けやカジノゲームを含むカジノ型ギャンブル商品を除外する。
- コメント期限はまだ日付で示せない。両方ともFederal Registerへの掲載から30日間が始まり、除外規則は掲載時に発効するとCFTCは説明している。
競技の種類だけでは契約を分類できない
同じ試合の結果を参照していても、契約の形は同じとは限らない。CFTCの製品リストには、プロテニスや国際サッカーのイベント契約スワップが、スワップとして登録されている。だからといって、試合に連動する賭けがすべてデリバティブになるわけではない。10月9日、CFTCはスポーツ、政治、文化、天候に関するイベント契約をスワップ定義に明示的に含める規則案を発表した。別の発表では、スポーツブックの賭けやカジノゲームを含むカジノ型ギャンブル商品の除外を暫定最終規則で明文化するとした。
「スポーツ賭博はすべて連邦規制だ」あるいは「スポーツ賭博はすべてギャンブルだ」という整理は、発表文からは導けない。規則案が対象とするのは、CFTCが業界で一般にスワップとして認識される金融商品だと説明するイベント契約である。除外規則は、同委員会がカジノ型と呼ぶ商品を対象にする。どちらも試合に関係し得るが、法的分類はイベント名ではなく契約の条項と規則の文言に左右される。
二つの措置は手続き上も異なる。リリース9310-26は規則案であり、意見募集はFederal Registerへの掲載から30日以内に締め切られる。リリース9309-26は暫定最終規則を発表し、同紙への掲載と同時に発効、掲載後30日以内に意見を受け付けるとしている。いずれの発表にも具体的な締切日はない。
6月の提案とは別の問い
6月には、Commodity Exchange Actが列挙するテロ、暗殺、戦争、ギャンブル、違法行為などに関わる契約について、公共の利益に反するかを審査する別の規則案が出た。こちらは90日間の審査手続を提案している。10月の案が問うのは、イベント契約をスワップ定義に含めるかどうかだ。同じ商品が両方の議論に登場しても、法的な検討事項は一つではない。
10月10日時点で、OIRAの登録ページはRIN 3038-AF81と3038-AF82をともに規制審査中と表示していた。両番号をFederal Register APIで検索しても、その時点では該当文書が見つからなかった。この情報だけでCFTCの発表が無効だとは言えないが、期限を計算したり除外規則が発効したと判断したりする前に、正式な掲載文書を確認する必要がある。
企業にとって境界は「スポーツかどうか」では決まらない。同じ試合を基準に決済する契約とスポーツブックの賭けが異なる扱いを受ける可能性がある。事業者や法律顧問は、契約条件と取引所のルールを照合することになる。発表はCFTCの規制上の立場を示すが、すべての商品の分類を決めたものでも、州と連邦の別個の管轄紛争を解決したものでもない。
出典
会員向け解説
プロフィールの詳細
適切な会員レベルでログインすると、解説全文と出典メモをご覧いただけます。
Strategic Circle 限定
Strategic Circle
すべての読者に公開されています。参加してログインすると プロフィール解説 を閲覧できます。
Strategic Circle に参加Leadership Alliance 会員限定
Leadership Alliance
対象となる IP 資産の所有者・管理者向けです。ログインすると Leadership Alliance の解説を閲覧できます。
Leadership Alliance に参加
