Summary

  • Aftab Siddiquiのprop-151は、APNIC Whoisで非階層型AS-SETを新設できなくし、既存の保有者には階層型への移行を勧めるものだった。APNICの影響評価は、名前に使うASNの管理者だけが階層型集合を作れると整理した。
  • 現行の第10.7節は新規作成を階層型に限る。APNICのAS-SETガイドは、旧来の非階層型集合の一部が今も残ると明記する。

フィルターに渡る前の名前を誰が作ったか

AS-SETは複数の自律システムをまとめる登録オブジェクトだ。ピアリングのプレフィックスフィルターは、その構成員を自動で取り込むことがある。だから名前の権限は見た目の問題ではない。APNICの政策は、非階層型の集合が適切な認証・承認なしで作られうる点と、空または誤った構成員から空のBGPフィルターが生まれる危険を記す。ここに実際の障害件数は示されていない。

Siddiquiが求めたのは、名前を具体的なASNに接続することだった。AS1:AS-CUSTOMERSなら、どの番号が根になるかが分かる。prop-151の影響評価は、そのASNのメンテナーだけに新しい階層型集合の作成を認めると説明する。別のIRRに同じ曖昧な名前があっても、同じ権限があるようには見せにくい。

APNICの記録では、初版が2023年1月20日、APNIC 55での合意が3月2日、執行評議会の承認が4月21日、APNIC-127-v013としての公開が7月20日だ。成立した規則は新しい非階層型を認めず、既存の非階層型を新しい階層の親にすることも禁じる。2023年の製品レビューでAPNICは実装作業の完了を報告した。

ただし古い名簿はそのままだ。オブジェクトガイドは、一部の非階層型集合が残存すると書く。提案は保有者への通知と移行の推奨を求めたが、一括削除を決めたわけではない。公開資料に残存数や新規拒否件数はない。

登録を許す前に名前の出所を問う。Siddiquiが動かしたのは、ほかの運用者が構成員をフィルターに変換する、その一段手前の権限だ。

出典:prop-151と影響評価;現行政策;AS-SETガイド;製品レビュー。