要約

  • 2004年9月、AfriNIC理事会はAdiel Akploganに、委任規程の範囲で財務取引を行う権限を与えた。3万ドルの制限を超える契約も、理事会が承認したものは例外とした。
  • 2005年には銀行口座の署名者をCEO、理事会代表、財務責任者の3人と定めた。2009年には5万ドルを超えるあらゆる取引に理事会承認を求めた。

肩書はCEO。しかし銀行が知りたいのは、誰の決定をどこまで実行できるかだ。AfriNICの2004年理事会決議は、まず5月にAdiel Akploganの正式なCEO任命を新理事会に勧めた。9月には権限委任の初版を採用し、その制限に従って彼がレジストリ名義の財務取引を行えると決めた。

大きな契約には別の道があった。3万ドルの制限を超えても、理事会が承認した契約なら例外となる。理事会の判断とCEOの実行を一つの署名に押し込まない仕組みだ。同じ月の決議は、Viv Padayatchyを理事会側の財務文書署名者に指定した。

2005年5月の決議では、銀行口座の署名者が具体的に並ぶ。CEOのAkplogan、理事会代表のPadayatchy、CFOのHarish Gowrisunkurだ。全員が承認規程に従い、銀行には規程と決議の写しを渡す。3万ドル超の理事会承認済み契約という例外も繰り返された。内部で決めた権限を、銀行が確認できる形にしたのである。

2009年7月には署名者が4人になり、5万ドル相当を超える取引はすべて理事会承認が必要と記された。金額差は2万ドルだが、文言の変化も大きい。最初の例外は高額の契約について、後の規則は高額のあらゆる取引について述べている。

公開された決議には委任表の全文も個別支払いの署名記録もない。具体的な一件の署名経路はそれらで確かめる必要がある。それでも骨格は見える。Akploganはレジストリを動かす権限を持ち、一定額を超える判断は理事会が握り続けた。