要約
- RFC 3271は2005年に利用者が10億人を超えると予測したが、それでも世界人口の約16%だった。ネットワークの成長は、誰もが利用できることを意味しない。
- 2002年のキャンペーンは、価格、自由、技術容量、言語、使いやすさ、プライバシー、信頼、安全を別々の条件として挙げた一方、測定法や実施の仕組みは示さなかった。
数字だけでは祝えなかった予測
数字は華々しい。ただし、その分母を見るまでは。2002年4月のRFC 3271は、インターネットが急速に伸び、利用者は推定5億1300万人、ホストは1億5000万台を超えたと記した。さらに、2005年末には利用者が10億人を超えるだろうと予測した。Vint Cerfはそこで止まらず、世界人口に対する割合を約16%と示した。これは予測が後に実現したかを報告した文章ではない。楽観的な見通しに立っても、巨大な総数の外側に大多数が残り得ることを示したのである。
この覚めた比較こそ、文書の歴史的な要点だ。ネットワークの規模を成功の証拠として扱わず、ネットワークが奉仕すると掲げる人口と並べている。利用者10億人は驚くべき到達範囲であると同時に、なお少数派でもある。したがって「すべての人」という題名は、利用者数の集計だけでは裏付けられない。
接続は複数の条件から成る
この予測に続くInternet Societyのキャンペーンは、単なる回線拡大の目標ではなかった。サービスが高価であれば、政府が接続や発言を制限すれば、あるいは技術が需要増に追いつかなければ、参加は広がらないとする。家庭や職場だけでなく、学校、図書館、病院、町、国に、あらゆる言語でアクセスできることを求めた。使いやすさと教育、国境をまたいで両立する法制度、プライバシーと通信の機密性、暗号技術、認証、若者のために親や教師が任意に設ける保護空間、そして他の利用者への責任も列挙する。
これらの条件は相互に置き換えられない。回線があっても料金が払えないかもしれない。低価格であっても検閲は解消しない。プロトコルに言語情報を持たせても画面は翻訳されない。暗号は機密性を守り得るが、利用しづらいサービスを分かりやすくしたり、相手が信頼できると証明したりはしない。この列挙の価値は、アクセスをケーブル、アカウント、市場指標のどれか一つに縮めない点にある。
ただし、これは監査ではなく課題表だ。RFC 3271は各条件の基準値も、報告間隔も、格差を埋める責任者も定めていない。列挙した目標が達成されたという証拠もない。2005年や2047年の数字は2002年時点の推定と予測であり、後年の実績ではない。歴史を書くときは時制を取り違えてはならない。
RFC番号は普遍的な委任状ではない
文書のカテゴリーも重要だ。RFC 3271はInformationalと表示され、Internet Societyの理念を表明するものだと述べている。プロトコルもInternet Standardも定めていない。RFC 2026によれば、Informational RFCは情報を提供する文書であり、インターネットコミュニティの合意や推奨を代表しない。RFCシリーズは複数の区分を持つ記録庫であって、そこに収録されたすべての文が拘束力ある技術方針になるわけではない。
この区別は文書の価値を損なわず、むしろ読み方を正確にする。コストを下げる競争を促し、ネットワークを「規制されない」状態に保つというCerfの提案は、2002年のキャンペーンにおける主張だ。IETFの中立な決定でも、規制緩和が普遍的アクセスを生む証拠でもない。条件のリストは何を実現すべきかを示すが、文書のカテゴリーは著者の提案と集団的採択を区別する。
1998年に出たRFC 2277は、より狭い技術上の境界を示す。プロトコルは文字コードを識別し、UTF-8を使えるようにし、適切な場合には言語選好を伝えられる。国際化されたシステムを支える重要な基盤だが、翻訳、教育、端末へのアクセス、支払い能力そのものではない。2003年の世界情報社会サミット原則宣言は、その後、人間中心で包摂的という別の政治語彙を掲げた。時系列が後であることだけからRFC 3271の影響を推定することはできない。
歴史上の出来事は、RFCがインターネットを普遍化したことではない。覚えやすい標語の後ろに、驚くほど幅広い条件の一覧があり、同時に測定の欠落もあったことだ。この文書は拡大するネットワークと普遍的な利用との隔たりを名指しできた。しかし隔たりを名指しただけでは、それを埋められなかった。
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