Summary
- Randy Bushは2003年のAPNIC 15で、プロトコル設計者、バックボーンの設計者、ルーター技術者が政策会議に十分参加できていないと問題にした。
- 同年成立した手続きは、会議一か月前の文書提出、会員総会での確認、会議後八週間の意見募集、執行理事会による最終確認を定めた。Bushの提案そのものとは違いが残る。
Bushの当時の資料には、関係者が欠けていると明記された頁がある。アジア太平洋は広く、言語も移動費も一様ではない。住所政策がネットワークの設計を長く左右するのに、関係する技術者が会議への招待状すら見逃しかねない。提案が一週間前に出されるなら、欠席者が反論を準備する時間はほとんどない。
Bushは速度を落とす仕組みを求めた。全文を早く示し、メーリングリストを判断の中心に置き、重要な改稿から約六十日は議論する。対面の会議は論点を深める場にする。会議の出席者だけで結論を閉じるやり方への異議だった。APNIC 15の議事録では、全文の提出、会議後のリスト討議、遅い提案の決定を次回まで待つ扱いに賛意が記録されている。事務局が正式な手続きを起草することになった。
その正式文書の提案記録で、著者はAPNIC事務局となっている。Bushの問題提起とAnne Lordの改革への関与を、事務局による起草・採用と混同してはいけない。2003年12月の執行理事会承認を経て、prop-001は有効になった。誰が危険を見つけ、誰が規則を書き、誰が施行したかは別々の権限だ。
APNIC 16の議事録によると、最終的な手続きは会議一か月前の書面、政策SIGから会員総会への確認、会議後八週間の意見期間と執行理事会の確認を組み合わせた。期間は延長できる。一方、Bushが唱えた「大きな変更のたびに六十日」という時計や、会議は拘束力のある決定点にならないという線は、そのまま採用されていない。
この差は形式の話で終わらない。時間を与えれば、会場にいなかった人も文章を読み、異議を残せる。ただし議事録だけでは、最初に欠けていた技術者がその後どれだけ参加し、どの異議が結論を変えたか分からない。参加記録と修正履歴があれば、追加された八週間の実効性を確かめられる。
会員向け解説
プロフィールの詳細
適切な会員レベルでログインすると、解説全文と出典メモをご覧いただけます。
ストラテジックサークル限定
ストラテジックサークル
すべての読者に公開されています。参加してログインすると プロフィール解説 を閲覧できます。
ストラテジックサークルに参加Leadership Alliance 会員限定
Leadership Alliance
対象となる IP 資産の所有者・管理者向けです。ログインすると Leadership Alliance の解説を閲覧できます。
Leadership Alliance に参加





