要約
- ITUの後年の計画書は、MPT初の公式メールサービスを1997年11月、Business Online初の一般向けWWWアクセスを1998年としている。これは別の節目だ。
- 1999年のITU Newsは、Eagle ITが民間部門に商用メールを提供し、当局から教育用イントラネットとインターネットサービスの整備を委託され、SingTel衛星回線を使う計画だったと報じた。
- 後年の聞き取り記事はEagleのメールを1998〜99年の一般公開の一部と表現する。この言い方はITUの「初の一般向けWWWアクセス」と同じではない。メール、Web、より広い利用可能性は別の区分だ。
公式メールはインターネット全体ではなかった
国際電気通信連合の後年の計画書は、ひとつの明確な日付を示す。MPTは1997年11月、ミャンマー初の公式メールサービスを開始した。同じ箇所は翌年の別の節目として、Business Onlineが1998年に初の一般向けWorld Wide Webアクセスを始めたと記す。MPTとBusiness Onlineは年表の別々の項目だ。公式メールはメッセージを届けても、同じ利用者にWebを自由に閲覧できる一般接続を与えるとは限らない。報告書は各サービスの利用者数、典型的なアカウントの接続先、「一般向け」が無制限の消費者利用を意味したかを示さない。国の節目が全員の体験として語られがちなだけに、この空白は重要だ。ITU計画書は日付と組織を示すが、全国利用者調査ではない。
Eagleの契約はメールと準備中のネットワークを結びつけた
1999年10月のITU Newsは当時の状況に近い。同誌はEagle ITが民間部門に商用メールを提供していたと記す。また、当局がEagleに教育用イントラネットとインターネットサービスの整備を委ね、通信はSingTelのST-1衛星を使うVSATで運ぶ計画だったと伝える。商用メールはすでに稼働し、教育用イントラネットとインターネットサービスは衛星の国際回線を使って整備される段階だった。記事は教育サービスが完成済みとも、すべての家庭に開放されたとも述べない。具体的な接続機関や利用条件も分からない。「メールを提供」と「インターネットサービスを設置する任務」は同じ記事の中で区別されている。ITU Newsの記事は、その同時代の表現を残す。
「一般向けインターネット」は語り手の意味を確かめる
ワシントン大学の2016年の記事は、ミャンマーの技術者Ko Ye Tun Aungへの聞き取りをまとめている。その説明ではMPTとEagleの契約により、Eagleが一般向けメールを提供し、1998〜99年にインターネットが開かれ始めた。記事はEagleを1998〜2001年に一般向けサービスを提供した唯一の企業とし、サービス終了を2000年末から2001年初めとしている。これはITUのサービス別年表より広い言い方だ。利用者層に関する参加者の経験を伝えるが、同時代の開始通知ではない。ITU資料と並べると、「初の公式メール」「初の一般向けWWW」「商用メール」「一般向けインターネット」が同義語ではないと分かる。McAuliffeの聞き取り要約は、回想の出所をKo Yeと記している。
年表はアクセス地図ではない
区分を保てば順序は明瞭になる。1997年にMPTの公式メール、1998年にBusiness Onlineの一般向けWWW、1999年のITU報告にEagleの商用メールと教育用衛星サービスの計画、その後の聞き取りには1998〜99年頃の一般向けメール開放が登場する。これらはミャンマー初のIPパケット、継続運用、最初の家庭接続、全国カバー率、利用者総数を証明しない。異なる画面や利用者層が、統一されたインターネット市場より先に現れ得たことは示す。政府外の企業がメールを購入できれば「一般向け」と呼ばれるサービスでも、一般のWeb閲覧は別の商品で、異なる経路と入口管理を持つことがある。
出典:ITUのミャンマー広帯域計画、SingTelとEagle ITに関する1999年10月のITU News、ワシントン大学が掲載した聞き取り史。
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