Summary

  • Massimiliano StucchiはRIPE 93の開会時、生成AIによるスライドと金曜朝の枠の割り振りを委員会の課題として挙げた。軽めの応募を受け、通常の発表枠一つがライトニングトークに変わった。
  • 公開された募集要項は、スライドの草稿、発表者自身の貢献の明示、他者への謝辞を求める。生成AIで作った図や文章の大幅な使用は控えるよう促し、短い発表は質疑込みで十分間と定める。

会議の番組表には、どの知見に人々の一時間を使うかという判断が詰まっている。10月26日、RIPE 93の開会でプログラム委員長のMassimiliano Stucchiがその舞台裏に触れた。RIPE NCCの当日記録によれば、生成AIのスライドと金曜朝の登壇者選びが課題になっていた。さらに軽めの投稿に合わせて、通常の発表枠一つを複数のライトニングトークへ組み替えた。声は増え、持ち時間は短くなる。

RIPE 93の募集要項には、この選び方の骨格がある。提案には草稿スライドが必要で、発表者は自分の貢献を示し、他者の重要な仕事に謝辞を付ける。生成AIの図や文章を大きく使うことは避けるよう求める。運用経験、研究結果、事例が会場に響きやすく、製品の売り込みは歓迎されにくい。通常の発表は20〜25分と質疑の時間を持つ。ライトニングトークは質問も含めて十分間。前置きだけで半分使えば、肝心の障害記録は登場できない。

Stucchiは発表者の現場を知る。RIPEの委員紹介には、RIPE NCCでの研修とIPv6プログラムの仕事、交換所の運用チームへの参加が記されている。彼が率いる委員会は全体会の内容を募集、選考、配置する役目を持ち、任期はRIPE 96まで続く。投影を止めた後でも、聴衆が測定や手順を確かめられる発表を選べるかが腕の見せどころだ。

生成AIのスライドへの懸念と短時間枠への変更は、別々に記録された出来事だ。二つを並べると、編集の仕事が見える。限られた時間を、見た目の滑らかさよりも、示せる作業に振り向けることだ。