要約
- Kyivstarは9月10日、オデーサ中心部を5番目の5G試験地域に加えた。3500MHz帯を使い、既存4G設備に依存する非独立型の構成を採る。
- 料金は契約中のプランに従う。試験全体の利用者数は、新規の有料契約数でもLTEの混雑改善を測った数字でもない。
4Gに残る顧客も評価の対象になる
オデーサの試験で問われるのは、5G端末がどれだけ速く通信できるかだけではない。一部の通信を5G側へ移すことで、LTEに残った顧客の使い勝手が改善するか。もし混雑する資源の負担が減るなら、端末を替えない人にも利益が及ぶ可能性がある。ただし、これは検証すべき仕組みであり、今回確認された成果ではない。
Kyivstarが9月10日に発表した対象は、オデーサの歴史地区を含む中心部と周辺地域だ。同社の5番目の試験地点で、市全域の開通ではない。会社は、容量、速度、同時接続数を増やす必要がある場所で5GがLTEを補完すると説明する。3500MHz帯の5G NSAを使い、既存4G設備を活用する。独立型5GがLTEを置き換えたという発表ではない。オデーサ試験の発表
利用には対応端末、最新のソフトウェア、USIM、試験範囲内にいることが必要となる。課金は既存プランの条件による。料金条件を大きく変えずに利用行動を観察できる一方、5Gへの追加料金を払う意思を単独で測る試験ではない。既存料金で使えることは、無料という意味でもない。
利用者が増えたことと、混雑が減ったこと
同社によると、試験開始から5Gを使った加入者は累計160万人超、日々の接続加入者は20万人超で、曜日により変動する。これは試験計画全体の数字であり、オデーサだけの人数ではない。新規獲得客や有料アップグレードの件数とも異なる。日次利用者を累計利用者で割っても、意味のある継続率にはならない。
速度は公開試験網の平均が600〜800Mbps、最大が2Gbpsに達すると会社は報告する。4月の振り返りでは、2.4Gbps超という値は負荷を最小限にした閉鎖試験での記録と明記していた。その時点でも公開試験の平均は600〜800Mbpsだった。条件の異なる数値をつなげ、性能が2.4Gbpsから低下したと読むことはできない。試験地域が増える中での効率の時系列比較でもなく、オデーサの全利用者に対する速度保証でもない。4月の試験報告
地方行政機関も今回の開始を確認し、LTEの負荷分散を5Gの用途として挙げている。しかし、この地域で混雑が何割減ったかという結果は示していない。地方行政機関の発表
不足しているのは、条件の近い場所と混雑時間帯で、需要の変化を考慮したLTEの前後比較だ。発表にはその測定も、試験の採算もない。会社が公表した利用実績は重要だが、投資判断には、それが何を改善したのかという証拠がさらに必要になる。
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