要約

  • 欧州案は外部監査人に、監査済み財務諸表と完全な最終監査報告をITU理事会の通常会期より少なくとも十四日前に利用可能にするよう求める。
  • 事務総局長は期限を守れるよう必要資料を監査人に渡す。一般向け公開は従来どおり理事会の審議後となる。

会議が始まる朝に監査報告を配れば、書類の配布は済む。読む仕事は間に合わない。欧州提出のITU文書75・補遺23は、この差を日数で表した。公式文書台帳に載る決議94の改正案は、監査済み財務諸表と外部監査人の完全な最終報告を、通常の理事会より少なくとも十四日前にそろえるよう求める。「適時」という言葉に、確かめられる締切を与える提案である。

2022年の最終文書には先行する規則がある。決議77は、ITU財務に関する外部監査報告が通常、理事会に十分早く届くべきだとしていた。具体的な日数はなかった。決議94は、理事会が報告を審議した後、事務総局長が毎年それを公開サイトに掲載すると定めた。欧州案は公開の順番を変えない。十四日間を確保する相手は、まず審議する理事会の構成員だ。

期限には二つの持ち場がある。事務総局長は監査人が間に合わせられるよう必要な文書を渡す。監査人は財務諸表と最終報告の全文をあわせて届けるよう招かれる。数字だけを先に見ても、監査人の指摘や理由がなければ質問は薄くなる。全文が前夜に届けば、読む時間が消える。提案は資料の供給と監査結果の引き渡しを一つの時計で結んだ。

文案は英国のNational Audit Officeが2026年と2027年の財務諸表を監査する任期を理事会から更新されたとも記す。監査結果を予告する記述ではない。争点は、独立した報告を受けた理事会が、何日かけて管理側に問いを用意できるかにある。

出典