要約

  • RIPE NCCの20時更新の移転表には、INTERNATIONAL HOSTING SOLUTIONS LLPからIryna OliinykへのIPv4移転が3行増えた。二つの/22と一つの/24で計2304アドレスだ。
  • 正確な範囲のRDAP登録イベントは14時29分10~11秒。16時41分に保存された完全な移転表には3行ともなく、登録と一覧公開の時間差が分かる。

資源の記録は先に動き、移転一覧は後から追いついた。RIPE NCCの区域内アドレス移転表には、11月2日付で185.248.192.0/22、194.15.112.0/22、194.26.18.0/24の3行がある。いずれもINTERNATIONAL HOSTING SOLUTIONS LLPからIryna Oliinykへ向かうPOLICY、PERMANENTの移転だ。/22が二つで2048アドレス、/24が256アドレス。合計2304になる。

この3行は16時41分UTCに取得した同じ公式ファイルにはなかった。その完全な版は4万3852行、SHA-256はed0104f4cc2a424832e2a85403464bb81ec5ff436f18db59db6415b2bda9a6a4。RIPE NCCが20時00分03秒に最終更新した版は4万3855行、SHA-256はd07266b3d0d36337ad85747a7661ad83ffcf63a537f237a368859a9d63032257。行の集合を照合すると、増えたのはこの3行だけで、削除行はない。古い一覧が欠いていたものを範囲ごとに特定できる。

現在の正確なRDAPでは、185.248.192.0/22と194.15.112.0/22の登録・最終変更イベントがともに14時29分10秒UTC。194.26.18.0/24はその1秒後だ。三つの範囲はactiveで、登録者参照にORG-IO80-RIPEを含み、移転表の受け手と結びつく。RDAPの時刻は登録イベントの時計であり、20時は公開ファイルの更新時刻だ。16時41分の版はその間に挟まる証拠となる。

RIPEのASN移転表にある同じ当事者間のASN二つは別のTheo March記事ですでに扱った。そちらの争点はASNの記述名と保有者参照の違いだった。今回の焦点はIPv4の3行がいつ一覧に加わったかにある。16時41分の表だけを見れば、2304アドレス分が見えない。読者は表の「不在」をそのまま資源移転の「不在」として扱えない。

公開表には移転日がある一方、行ごとの初回公開時刻はない。行別の公開時刻か訂正履歴があれば、その空白がいつ埋まったのか秒単位で確かめられる。今確定できる並びは14時29分のRDAPイベント、16時41分の欠落版、20時更新版への3行追加だ。