要約

  • APNICは2027年に新規会員552件を見込み、20%下振れすれば年会費と入会金の合計が13万3717豪ドル減ると試算した。
  • 理事会は会費収入への影響を軽微としたが、その額は計画営業黒字63万5695豪ドルの21%に相当する。

APNICの理事会は、会員数が想定から20%ずれても「会費収入」への影響は大きくないと記した。年会費収入の予算額は3277万9816豪ドル。そこを物差しにすれば、その表現は分かる。ただし同じ資料が予定する営業黒字は63万5695豪ドルしかない。新規会員が20%少ない場合の収入差13万3717豪ドルは、その黒字の21.03%を削る計算だ。

採択された2027年計画は新規会員552件、口座閉鎖432件を想定する。新規会員から見込む総収入は66万8587豪ドルで、年会費43万7587豪ドルと入会金23万1000豪ドルに分かれる。新規会員の20%下振れでは、それぞれ8万7517豪ドルと4万6200豪ドルが減る。別の試算では、閉鎖が20%増えると年会費収入は約9万6701豪ドル減り、営業黒字の15.21%に当たる。両者は個別の感応度であり、同時発生の予測ではない。

2027年の総収入予算は3692万4444豪ドル、支出は3628万8749豪ドル。年会費は2026年見通しの3049万1665豪ドルから7.5%伸びる計画だ。APNICは、先に決めた複数年の料金改定がこの増収を支え、改定がなければ会費収入は減るとしている。公式料金表では基本料金が2026年の1295豪ドルから2027年の1356豪ドルへ、ビット係数は1.320から1.325へ動く。

出典:APNIC理事会議事録と採択予算、APNIC会費表。