要約
- GACの10月26日付バリ声明は、コロンビアのThiago Dal-ToeがIan Sheldonの残る副議長任期を引き継ぐために選ばれ、ICANN87終了時の指導部に加わると記す。
- 公開中の運営原則31は選挙の効力を次回会合終了時と定め、6月の議長選挙案内も補欠の就任をICANN88後としている。
会議が終われば新しい名札を置く。そんな単純な話のはずが、GACの書類では机とカレンダーが別々に動く。ICANN政府諮問委員会はバリでThiago Dal-Toeを副議長に選出した。新議長Ian Sheldonが離れる席を、2027年10月のICANN90終了まで引き継ぐ。10月26日の声明は、Dal-Toeを「ICANN87終了時」の指導部六人の一人として並べた。
しかしウェブ上の運営原則31は、選挙結果を当該会合中に発表し、効力は次のGAC会合の終了時に生じるとする。6月更新の議長選挙ページも、Sheldonの後任副議長はICANN88の後に任期を始めると説明した。10月の運営原則改訂案にも、この次回会合の一文は残る。ICANN88は2027年3月、リスボンで予定されている。
Sheldonについては事情が違う。唯一の議長候補として6月に承認され、議長の2年間の任期はICANN87の閉幕から始まった。Dal-Toeの選挙は、その人事が空けた副議長の残任期間を埋めるものだ。バリ声明には、副議長名簿の開始時点を前倒しに読める記載と、運営原則の「次回会合」との関係が説明されていない。
形式上の小さな日付にも役目がある。運営原則は、議長が会合またはその一部を欠席した場合、副議長の一人が議事を進めると定める。委員会の構成員も他のICANN組織も、誰にその役割がいつからあるかを公開名簿で確かめられるべきだ。人名だけ先に更新されても、職務の時計は読めない。
10月のPDFは今も「改訂案」で、採択の記録はバリ声明にある。確定版の運営原則と日付入り指導部名簿が出れば、Dal-Toeの就任日も一つに定まる。選挙の結果は一つ。記録もそうしてほしい。
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