要約

  • Solunaは10月26日、Generate Capitalの融資を全額返済して契約を終了し、関連するプロジェクト資産の担保権も解除されたと発表した。同社によれば、これで電力を計画中のDorothy 3 AIキャンパスへ移す道が開く。
  • 10月の発表は6月末の元本を2,870万ドルとする一方、SolunaのSEC提出10-Qは修正後融資契約の総元本を約2,750万ドルと記載。確認した資料は120万ドルの差を説明していない。

担保は外れた。元本の照合作業は、まだ完了していない。

Solunaは10月26日、Generate Capitalからの借入を完済したと発表した。関連資産に設定されていた担保権も解除され、計画中のDorothy 3 AIキャンパスへ電力を移すための条件が一つ整ったという。発表文は、6月30日時点の元本残高を2,870万ドルとしている。

ところが、Soluna自身がSECに提出した第2四半期の10-Qでは、同じ6月30日の修正後融資契約に基づく総元本残高は約2,750万ドルだ。差額は120万ドル。これは開示同士の不一致であり、完済に必要だった現金額でも、未払いの証拠でもない。今回確認した資料には、その差をつなぐ説明がない。

8月の支払いについては内訳がある。10-Qによると、Solunaは8月10日に2つの融資枠を期限前返済し、総額は約1,910万ドルだった。この中には元本1,520万ドル、期限前返済プレミアム390万ドル、未払利息などが含まれる。10月の発表は残額を同月に支払ったとしているが、実際に支払った現金額は公表していない。2,870万ドルは発表が示す6月末の元本残高だ。

8月に一部を返しても担保権は残っていた。10-Qは、融資契約が終了するまで担保を解除しないと記していた。今回の発表は、その契約終了と担保解除を確認し、Dorothy 3への電力移行につなげている。

この融資はDorothy 1A・2の借換え、Dorothy 2の完成、4月の150MW Briscoe風力発電所の取得を支えた。担保解除はプロジェクト資産に対するGenerateの権利を外す。電力がいつ切り替わるかは別の工程だ。必要な次の開示は、10月の返済額、元本差の照合、そしてDorothy 3の電力移行日である。

出典:Solunaの10月26日発表;2026年6月30日終了四半期のForm 10-Q。