Summary

  • SteenbergenのNANOG 95原資料は、光モジュール内の管理CPU、場合によってはDSPやリタイマーを示す。CMISは接続方式の選択肢と診断情報を公開する。
  • 同資料は第三者製品を拒むメーカー識別欄の例も挙げる。管理バスへ直接触れる方法は、装置側の監視処理と競合する恐れがある。

光モジュールは交換部品に見える。Steenbergenはその中に光学部品だけでなく管理CPU、信号処理回路、ファームウェアを見つけた。示された800G OSFPの一例では、ファームウェアのファイルは512 KiB、非ゼロの内容は約380 KiBで、ARM Cortex-M4上で動く。市場全体の平均ではない。一つの部品が独立した計算機でもあることを示す具体例だ。

ホストとの窓口はEEPROMを模したメモリーマップで、今は多くが仮想的な実装だという。一度に見える256バイトのうち下位128バイトは固定、上位128バイトはページを切り替える。CMISならホスト側と光側の方式、レーン配置、診断値を調べられる。モジュール自身によるPRBS試験が可能な製品もある。OIFのCMIS 5.3仕様はCDBを使うファームウェア管理を定めるが、対応はモジュールが宣言する任意機能だ。

ここに販売上の門番も入る。Steenbergenは、装置メーカーが第三者製モジュールを拒み、メーカー名やOUIの変更で検査を通る例を示した。モジュールの再販には利益がある一方、CMIS以前の互換性問題は実在した、と資料は認める。名前を合わせたことと、光リンクが安定して働くことは別の試験である。

しかも調べ方を誤れば本番のポートを壊す。資料はSONiCのロック付きNVMEM経路と、Juniper JUNOS EVOでi2c-toolsを直接使う際のページ管理・ロック欠如を対比する。後者は監視処理と競合し得る。装置、モジュール、ファームウェアの組み合わせを確かめ、安全な経路で状態を読む。それが現場の仕事になる。

出典:NANOG 95原資料 · OIF CMIS 5.3。