要約

  • 欧州の第75号文書追補47は、既存の財源確保策と重複するとしてITU第158号決議の廃止を提案する。
  • アラブ諸国の第91号文書追補21は、収益事業の候補を列挙し、見込み収入だけでなく費用とリスクも理事会に報告させる改定を求める。

ITUの古い財務決議に、二つの処方箋が届いた。欧州は棚から下ろして処分したい。アラブ諸国は赤字の注記を書き足したい。欧州の追補47は第158号決議の廃止を、アラブ諸国の追補21は改定を求める。いずれもITUの欧州側とアラブ側の公式文書に載る提案であり、11月のPP-26が結論を出す。

現行の第158号決議は2014年改定。事務総長に新たな収入策の調査を命じ、財務・人事に関する理事会作業部会を通じた報告を求める。理事会には財務の安定、参加費の方法、会費免除の検討も課している。欧州側は、現在の資金調達戦略、決定5、費用回収に関する決議91、中小企業参加に関する決議209が仕事を引き継いでいると論じる。ほかの財務権限は残る。

アラブ側はむしろ責任の欄を増やす。出版物、研修・認証、助言サービス、提携、スポンサー、知的財産の適切な利用を、収入を生む活動として評価させる。進捗報告には見込み収入と関連費用、リスクを併記する。売上だけを示されても、それを得るために職員がどれだけ働いたかは分からない。加盟区分や料金、免除の検討も残す案だ。

議場で決めるのは、資金を探す権限をどの文書に置き、誰が支出を問い直せるようにするかだ。欧州案なら既存の複数の規定で進める。アラブ案なら会議決議に報告のチェック項目を刻む。採決後、次の理事会資料に収入とその獲得費用が並ぶかが、実務上の答えになる。

出典